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2008年6月27日 特集



1924年の誕生以来、モンブランの代表傑作の一つとして愛用されてきたシリーズ「MEISTERSTUCK(マイスターシュテュック)」。ヨーロッパでは「代々マイスターシュテュックしか持たない」という家が存在するほど。その魅力はどこにあるのだろう。
マイスターシュテュック「LE GRAND(ル・グラン) 146」のペン先を見てみる。筆を走らせる上で、もっとも重要なペン先は、14金にプラチナ装飾が施されている。やわらかなゴールドの質感が、低筆圧でもしっかりとインクを含んで文字を紙に載せる。
漆黒の美しいボディに浮かび上がるゴールドの3連リング。キャップにはシンプルなゴールドプレートが施されおり、さりげなくシグネチャーの「MONTBLANC」が刻印されている。3連リング、プレート、そしてキャップのクリップが放つ金の輝きは、全体の黒に対するほどよいアクセントになっている。机のライトだけを灯したほの暗い書斎では、浮かび上がる淡い金の光が闇夜に浮かぶ月の光にも思える。
プレシャスレジン製バレルの質感は、手に吸い付くように滑らか。指先が自然と持つ場所を見つけるフォルムに感嘆する。書斎という自分の嗜好性を出せる空間で、時間を共有する相棒に、これ以上適した筆はないかもしれない。いつの間にか、筆記具として以上の価値をもたらす一本の万年筆に陶酔する自分がいた。














