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2008.05.02 特集


那須街道を左に曲がってサファリパークを過ぎる。さらに走ると民家が少なくなり始める。「こんなに奥まったところに、ホテルなんてあるのか…」。ドライバーを不安にさせるほどに深さを増していく森を、標識だけを頼りにただ進み続ける。
ほどなくしてやっと現れた二期倶楽部は、那須の4万2千坪という広大な森の中(敷地内には美しい清流が数本流れている)にたった6部屋の宿として1986年に誕生した。その後、人気が口コミで広がり、別館として14部屋増築され、2003年、また新たに東館として24部屋が加わった。

静寂な森にたたずむ洗練された大人の隠れ家空間は、別館を杉本貴志率いるインテリア事務所「スーパーポテト」が、東館をテレンス・コンラン卿率いるコンラン&パートナーズが手掛けたという。
山から吹き降ろす風は、夏はやさしく、冬は力強い。敷地内を流れる清流の音と、マイナスイオンをたっぷり含んだすがすがしい空気。俗世から隔絶された自然がただ存在する。筆者は、二期倶楽部を訪れるたびに、わが国にもこのような良質リゾートがあることに至極の喜びを感じる。
月のリズムに合わせて栽培されたオーガニックムーンティーを頂きながらチェックインの手続きをとる。遊歩道を抜けて案内された部屋で、しばしまどろむ。清流沿いを歩き、行く先は露天風呂。日が沈めばダイニングにおもむき食事とワインを堪能する。バーテンダーとの会話を楽しむうちに、この森のリゾートは漆黒の闇に包まれていく。










