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■もっとお酒がおいしくなる飲み方のススメ
▲インタビュー中にも試飲させてくれた東條さん。お酒を語りながら次第に上気していく。
一時の焼酎ブームでお客さんの大半が焼酎を購入していくようになったという東條さん。ただ一方でほんとに焼酎を楽しんでいるか疑問にも思っている。
「日本人はどこか昔から”酔うために飲んでいる”ふしがありますよね。嫌なことを忘れたいとか、とにかく酔っぱらうのが好きだというだけの人もいる。
それに比べて欧米の人はもっとお酒を楽しんでますよ。お酒の銘柄や産地、造り手の思いなんかを感じながら飲むようにね。
お酒は嗜好品。もっとお酒自体の味、ストーリーなんかを楽しんでもいいんじゃないかな。例えば、今夜はすき焼きだとします。そうすると、すき焼きは味が濃くてちょっと甘かったりする。そんな時、焼酎をロックやストレートとなるとキツい。水割でスーッと清涼感のあるモノをセレクトしたいですよね。お店では、そういった料理に合った焼酎のセレクトも提案させていただいているので、遠慮なく聞いてもらいたいと思います」
■『男の隠れ家』的プレミア酒を要チェック!
▲右から麦焼酎「情け嶋」(東京・八丈島/八丈興業)。芋焼酎「青潮」(鹿児島・薩摩川内市/邪答院蒸溜所)。米焼酎「深野」(熊本・人吉市/深野酒造)。米焼酎「秋の露」(熊本・球磨郡/常楽酒造)。薔薇焼酎「薔薇の贈りもの」(鹿児島・鹿屋市/大海酒造)。
▲右から純米酒「白菊米」(岡山・高梁市/白菊酒造)。黒麹酒「黒」(秋田・横手市/浅舞酒造)。
ビールやカクテルなどは好きだけど、日本酒や焼酎は好んで飲まない。そんな方もいると思う。東條さん曰く、そんな方でも楽しく、おいしく飲めるお酒があるという。
「やっぱり日本酒や焼酎が苦手な人ってのは、アルコール度数が強いからというのがあると思う。ワインなんかは12°だから食卓向きなんですが、日本酒になると15〜16°が主流。食事しながらというのはキツい。そこで、12°の日本酒が開発されたんです。
長野の“みやさか”というお酒で、アルコールの持つはねかえりがなく、スーッと喉を通る感じ。これは上品で飲みやすい。お米のうまみもちゃんと出ていて間違いなく日本酒なんです。
焼酎でいくと、宮崎の”中々(なかなか)”という麦焼酎がある。すっきりとしていて麦の香りに伸びがある。この2本は初心者におすすめですね」
もちろん、『男の隠れ家』的プレミア酒もセレクトいただいた。焼酎は”麦派”だというような保守的なこだわりも、これらすべてテイスティングしていただければわかるが、ジャンルレスでお酒の旨味を体感できるはずだ。右の写真にあるお酒が、東條さんが教えてくれたとっておきのお酒。ぜひご賞味を!

内藤商店
創業大正元年の老舗酒店。店主、東條辰夫。地元に愛され、常に客で溢れかえる店内には、約4500アイテムの酒類がわかりやすく整然と並べられている。焼酎は「富乃宝山」、「島美人」などの人気種から入手困難なプレミア種まで多数品揃え。
東京都品川区西五反田5-3-5
TEL:03-3493-6565
営業時間:9:30〜21:30
定休日:日曜、祝祭日







