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2008/01/14

モントリオール市場めぐり

僕は普段の食料品の買い物は、近くのスーパーマーケットで済ますことが多い。
たまに気が向くと車に乗って、わざわざ遠くにある「昔ながらの」市場に出向く。

市場に行ってふらふら場内を歩いているとなぜかそれだけで幸せな気分になれるのだ。

スーパーマーケットと市場での買い物は何か違うのだろうか?

もちろん食品の鮮度や質というものもある。
しかし、最近の高級スーパーでは質の高い食品も扱っているし、オーガニック専門というようなところもあり、扱っている商品という点ではそんなに変わらないかもしれない。

僕は両者のもっとも大きな違いは「ワクワク感」を感じるか否かだと思っている。

僕の中では「スーパーに行く」のと「昔ながらの市場にいく」行為の違いは、気持ち的には「会社に行く」のと「旅行に行く」くらいの差がある。

近所のスーパーマーケットでの買い物は、どちらかというと生活に必要な食材を「仕方なし」に買いに行くというものだ。

しかし昔ながらの市場めぐりには、なにか遺伝子に組み込まれた人間をワクワクさせる要素がある。

それは、威勢のいい売り子、大勢の買い物客や、新鮮な生鮮食品のかもし出す「活気」の違いだろう。

スーパーマーケットが混みあっていると、げんなりするだけだが、市場が混みあっていると逆に「活気があったいい市場だな」とうれしくなってくる。

昔ながらの市場には何かまだ完全に飼いならされていない野生動物のような魅力がある。

前置きが長くなってしまったが、モントリオールにはいくつかの大きな市場がある。

僕がよく行くのはそのうちの2つ(ジャン・タロンとアトウォーター)である。

ジャンタロン・パブリックマーケットはダウンタウンの北、イタリア街の界隈にある。
この市場の特徴は新鮮な野菜や果物が非常に多く売られていることだ。もちろん野菜、果物だけでなく、肉屋、魚屋、チーズやパン屋、惣菜屋などほとんどの食材が売られている。

場内中心部には広大なスペースにケベック中からあつまった新鮮な野菜や果物の屋台が並んでいる。

野菜売りのブースは生産者直売のところもあり、ここの野菜はどれもとても新鮮だ。

「一店舗一品目」のような店も多く、「にんにく」だけを売っている店や「卵」だけ扱っている店もある。

果物店では数種類のオレンジやモモを一口大にきったものを試食用できるところもある。

この市場は、平日は比較的すいているが、休日になると市場内は大勢の買い物客による活気に満ち溢れている。なかにはレストラン経営者なのか大量のトマトを買っていく人もいる。

市場の中にはカフェやフレッシュジュース、クレープを出す屋台も出ており、買い物に疲れた客が休憩がてら買い食いを楽しんでいる。

市場内の魚屋では揚げたての魚介類(イカのカラマリ、海老、ワカサギのような小魚)のフライを売っている店もあり、僕はこの店をよく利用する。

これら魚介類のフライにケチャップやマヨネーズをかけて食べると大変おいしい。
それは子供のころよく食べた肉屋さんのコロッケやメンチカツの感覚にも似ている。

こういったものを食べていると、もちろんビールが欲しくなるが、残念ながらカナダの市場では酒類を飲めないことになっている。










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