知っておきたい祇園祭あれこれ その2
鉾の組み立ても済み、四条界隈の山鉾町は、華やかなお祭ムードが漂っています。毎年数十万人もの人出になる祇園祭。今回は、少し混雑を避けた、通好みのおすすめのスポットをご紹介します。
去年の祇園祭は土日を含む好日程でしたが、雨に見舞われ、16日の宵山の人出は35万人、巡行は13万人と少し少なめでした。しかし、一昨年は16日の宵山が52万人、巡行は24万人。今年も宵山は好日程のため侮れません。 毎年、人でごった返す宵山ですが、少し人混みを避け、じっくりと祭りを楽しみたい方におすすめする宵山コースをご紹介します。
一つ目は、四条通りより南側、特に山鉾町の西側を中心に見て回る方法。二つ目は、各山鉾によってご利益が異なるので、ご利益別に見て回るという方法です。
まず、一つ目ですが、近年の祇園祭は、交通機関の駅の場所の影響もあり、長刀鉾など有名な鉾のある、主に四条通りより北側に人が偏りがちのようです。 さらに狭い道の両側に夜店が立ち並ぶので、交通整理され、なかなか思うように動けないことも多々あります。
しかし、四条通りより南側で、特に油小路通り、西洞院通り、新町通り辺りを歩いてみると、四条通りの北側ほどの混雑がなく、しかし、素晴らしい山鉾、懸想品(装飾品)、そしてお囃子が楽しめ、この辺りなら風情のある祇園祭が楽しめること請け合いです。
例えば、四条西洞院西に位置する「四条傘鉾」。こちらでは、お稚児さんたちによる舞が披露されます。難しい棒振り舞を踊る小学生たちは4月からずっと練習を続けてきたとか。また、今年は中学生以上だったお囃子に小学生が一人初めて入り、頑張っているそうです。その辺りも是非、見に来ていただきたいポイントです。
舞とお囃子は15、16日の午後8時から、4回。また、その時に、山鉾巡行で巡行の順番を京都市長の前であらためる「くじ改め」の儀式がありますが、そのリハーサルもこちらでは行われます。しかも、解説付き。間近で見られるなんて、いいと思いませんか?
また、「屏風祭」を楽しむなら、「伯牙山」(綾小路通り新町西入ル)がおススメ。こちらの山のお飾り場となっている杉本家住宅は、京町家としての魅力も楽しめます。間口が八間あれば大豪邸といわれる中、杉本家は十一間もあるという京都市内最大規模の町家。季節のしつらいも拝見でき、祇園祭を通して京都の昔ながらの暮らしも垣間見えることでしょう。




