旅・宿・移住

  •  PR  
2007/05/11

「10年後は、夫婦2人水入らずでのんびり暮らしたいんやけど…」の巻

ひさしぶりに長閑な八ヶ岳南麓の田園風景を楽しみながら、ウッドデッキでのんびり憩う。心地よい鳥のさえずりを耳にしているうちに、どうやら、うつろうつろまどろんでしまったようだ。頭の中は薄ぼんやりと夢の世界。10年後の我が家の光景が思い描かれている。以下は、そんなとある我が夢の中のひとコマである。

『「ニャンちゃん(我が愛妻のこと)、仕事行こか?!」平日の午前中は、夫婦揃って、近所の無農薬野菜の農家でアルバイト。1日4時間ほど働いて、月10万円程度だが、子供も手が離れたし、多少の貯蓄もあるから、これで充分暮らしていける。仕事が終われば、毎日籠いっぱい余り物の野菜がもらえるのだが、これが楽しみで通っているというのがむしろ本音かもしれない。「今日は水菜とレタス3株ずつ食べなあかんなぁ」な〜んて、そんなたわいもない会話が毎日のように弾んでいく。

午後は、大好きな三国志がらみの資料整理と原稿書きに没頭。冬場は畑仕事もできないので、毎年この時期は、夫婦揃って中国へ取材旅行。その時に撮り溜めた写真や資料の整理で、結構忙しい毎日なのだ。たいしてお金になるわけでもないが、好きなテーマでの気ままな本作りがやっと実現して、毎日がウキウキ気分なのである。

それにしても、子供たちはみんな東京に出たまま帰ってくる気配もない。しかたがないから、我が畑で採れた野菜を毎月のように段ボール箱いっぱい詰め込んで送り続けているが、どうやら、2人とも東京でずっと暮らしていくつもりらしい。それはそれで「ま、いっか?!」。彼らが帰ってくる田舎があるというだけで、もう充分である。


ともあれ、がむしゃらに走り続けて馬車馬のごとく働き続けた人生とは、もう「おさらばや!」。これからは、夫婦水入らずで、ひっそり暮らしていくのだ。第2の人生は、「気まま放題!」な〜んて、もろ手を挙げて喜んでいる自分が見え隠れする。今までは、家族のための人生を。でも、これからは、自分と妻2人だけのための「気ままな人生や!」。このあたりでのんびりするのも、「ええやおまへんか!」。「さ、ニャンちゃん、今度は畑の草むしりに行こか…」…ムニャムニャ〜。』

さ〜て、筆者の10年後のこんなたわいもない夢、果たして実現しているのかどうか。今のところ、そんな夢とはまったく逆行するように、日々ますます仕事の方が忙しくなりそうな気配である。中国での出版事業への参画も本決まりになって、これからは中国半分、日本半分といった生活がはじまりそうである。哀しいかな、せっかくの田舎暮しも、実はのんびり楽しむどころじゃあないというのが現実なのだ。もしかしたら、我が夢はついに実現することもなく、働き過ぎて旅先でポックリな〜んていうことにもなりかねないが、ま、夢を見させてもらっただけでも、それはそれで「ええわ!」。

ともあれ、12回の連載も今回が最後。これまで3ヵ月間、我が家のトボケた暮らしぶりにおつきあい頂いてありがとうございました。筆者自身も、自らの半生を振り返ることができて、存分に楽しませて頂きました。12回分の連載をひと言で要約すれば、「八ヶ岳南麓は、ええとこでっせ!」ということに尽きる。皆さん是非一度「いらっしゃ〜い!」。では、いつかまた「お目にかかりまひょ」。それまでお元気で。「ほな、さいなら!」。





この記事のトラックバックURL:

特集

何も足さない究極の「原音」に触れる 「知名御多出横」
会員登録プレゼント

新着こだわりコラム

担当ディレクターの「裏・建もの探訪」

2008/12/03 担当ディレク… 1000回…

男子厨房を愛す

2008/12/02 男子厨房を愛す 余った大根…

エクストリーム アイロニング

2008/12/02 エクストリー… 『そこにシ…

旧車キャンピングカー『旅するT-3』

2008/12/02 旧車キャンピ… タクマ、萩…

カーライフ最前線

2008/12/01 カーライフ最… クリスマス…