「畑仕事が何より楽しいねん!」の巻
「難儀やなぁー、またキュウリとナスビが仰山採れてしもぉたがな!」
7月ともなると、毎年のように、こんな嬉しい悲鳴が聞こえてくる。家のすぐ脇にある700平方メートルもの畑をぐるっと見渡せば、今まさに食べごろというトマトやピーマン、インゲン、白ウリなどがドッサリと実っている。
本来なら、一家4人で食べられるだけの野菜を作ればいいものを、せっかくの広い畑、「どうせやったら…」と、つい欲張って必要以上に種を撒いてしまうのだ。あげく、「今日中にレタス3株食べなあかんわ…」といった会話が、毎日のように飛び交ってしまう。
だから、食事のメニューは、その日食べ切らないといけない野菜の種類と量で決まるのが常。レタスなら、サラダに加えてレタス巻き、レタスしゃぶしゃぶに、キュウリは、キュウリ揉みと浅漬け、キュウちゃん漬けに、ダイコンなら、サラダとおでんに加えて味噌汁の具にも入ってくるなど、同じ野菜が形を変えて何品も並ぶことになる。それでも食べきれるわけはなく、大半は、東京時代の知人か、都会に住む親兄弟へと宅急便で勝手に送りつけることが多い.ま、たいてい郵送代で買えそうなものばかりだから、それほど有り難がられるものではないけれど…。
農作業に関しては、まったくの素人とはいえ、東京に住んでいた頃、三鷹の市民農園(25平方メートル)と、八ヶ岳のクラインガルデン(50平方メートル)を借りて下準備をしていたので、何とか手探りながらも、まずまずの出来。長野にある家内の実家が農家とあって、おじいちゃん、おばあちゃんのアドバイスが得られるのも有り難い。それでも、時にはテントウ虫が大発生してジャガイモの葉を食べ尽くされてしまったり、サツマイモがモグラにやられて穴ぼこだらけになったり、ブロッコリーにアブラムシがびっしりたかったりとどうにも食べられなくなってしまうこともあるけど、出荷するわけでもなし、失敗しても「まぁ、ええやんか!」でおしまい。それでも常時30〜40種類もの野菜がスクスク育っているのだから、「上等や!」。
ただ残念なのは、冬にはほとんど野菜作りができないということ。雪で閉ざされることはあまりないけれど、マイナス10度以下にもなるこの地では、せいぜい、ネギとホウレンソウなどがわずかに残るだけ。夏に採れたジャガイモやタマネギ、ニンジンなどは軒下の室で保存できるとしても、それ以外の野菜の保存は、それなりの工夫が必要である。例えば、ダイコンなら土に埋める他、小さく乱切りにして1週間ほど日干しにして切り干しダイコンに、葉は細かく切ってからさっと湯通しして冷凍にする。ハクサイは2〜3週間ほど陰干しにしてから新聞紙に包んだりとか。そんな生活の知恵が豊かになっていくのは、本で学ぶより「おもろいで!」。
そんなこんなで苦心して作った野菜を使って自ら調理をすることが、何よりの楽しみである。「これこそ田舎暮しの醍醐味っちゅうもんや!」とばかりに、休日は誰よりも早く起きて、家族4人分の朝食を取り揃え、「ご飯できたでぇ!」と、皆を無理やり起こしまわるのが、八ヶ岳に移り住んでからの習慣となってしまった。
だから、食事のメニューは、その日食べ切らないといけない野菜の種類と量で決まるのが常。レタスなら、サラダに加えてレタス巻き、レタスしゃぶしゃぶに、キュウリは、キュウリ揉みと浅漬け、キュウちゃん漬けに、ダイコンなら、サラダとおでんに加えて味噌汁の具にも入ってくるなど、同じ野菜が形を変えて何品も並ぶことになる。それでも食べきれるわけはなく、大半は、東京時代の知人か、都会に住む親兄弟へと宅急便で勝手に送りつけることが多い.ま、たいてい郵送代で買えそうなものばかりだから、それほど有り難がられるものではないけれど…。
農作業に関しては、まったくの素人とはいえ、東京に住んでいた頃、三鷹の市民農園(25平方メートル)と、八ヶ岳のクラインガルデン(50平方メートル)を借りて下準備をしていたので、何とか手探りながらも、まずまずの出来。長野にある家内の実家が農家とあって、おじいちゃん、おばあちゃんのアドバイスが得られるのも有り難い。それでも、時にはテントウ虫が大発生してジャガイモの葉を食べ尽くされてしまったり、サツマイモがモグラにやられて穴ぼこだらけになったり、ブロッコリーにアブラムシがびっしりたかったりとどうにも食べられなくなってしまうこともあるけど、出荷するわけでもなし、失敗しても「まぁ、ええやんか!」でおしまい。それでも常時30〜40種類もの野菜がスクスク育っているのだから、「上等や!」。 ただ残念なのは、冬にはほとんど野菜作りができないということ。雪で閉ざされることはあまりないけれど、マイナス10度以下にもなるこの地では、せいぜい、ネギとホウレンソウなどがわずかに残るだけ。夏に採れたジャガイモやタマネギ、ニンジンなどは軒下の室で保存できるとしても、それ以外の野菜の保存は、それなりの工夫が必要である。例えば、ダイコンなら土に埋める他、小さく乱切りにして1週間ほど日干しにして切り干しダイコンに、葉は細かく切ってからさっと湯通しして冷凍にする。ハクサイは2〜3週間ほど陰干しにしてから新聞紙に包んだりとか。そんな生活の知恵が豊かになっていくのは、本で学ぶより「おもろいで!」。
そんなこんなで苦心して作った野菜を使って自ら調理をすることが、何よりの楽しみである。「これこそ田舎暮しの醍醐味っちゅうもんや!」とばかりに、休日は誰よりも早く起きて、家族4人分の朝食を取り揃え、「ご飯できたでぇ!」と、皆を無理やり起こしまわるのが、八ヶ岳に移り住んでからの習慣となってしまった。 



