旅・宿・移住

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2007/06/15

イタリアの優雅な島巡り、シチリア島・サルデーニャ島

地中海に大きく張り出したイタリア半島の最先端部、文字通り「長靴のつま先部分」に連なるように、シチリア島は浮かんでいる。四国よりひと回りほど大きい、地中海最大の島だ。

 紀元前数百年に遡るギリシャからの支配を皮切りに、アルキメデスを始めとする数多くの物理学者・科学者を輩出しながら、高度な文化・豊穣なる土地を目指して、多くの支配者たちの思惑に翻弄されてきた歴史。「マフィア発祥の地」としての看板も持つこの島を訪れると、そんな激動もまるで絵空事であったかのように、穏やかで、うららかな海辺の景色がどこまでも続いている。

 空路、州都・パレルモへと入るルートを始め、シチリア島へのアクセスは、イタリア国内に限らず、周辺諸国の都市からも不便はそれほど感じない。お目当てのリゾートへと向かう周回道路の脇には、イタリア屈指の品質を誇るオリーブやぶどう、ブラッドオレンジの畑が際限なく広がり、五感を刺激する心地よいドライブが、リゾートの期待感をますます高めてくれる。

 いの一番にお奨めしたいのは、南東部のカターニアにある「ロマーノ・パレス」。穏やかなビーチに面した、5つ星のトラディショナル・ホテルだ。2階建ての瀟洒な客室棟が、開放感豊かな石造りの回廊でつながり、ひと部屋ずつ吟味を重ねて配された調度品の数々が、南欧文化の息遣いをそのまま客室に吹き込んでくれている。



 










とりわけ目を奪われるのは、中庭の美しさ。プールや池の幻想的なフォルム、その周囲を優しく取り囲む緑との調和、隅々まで行き届いたメンテナンスも含めて、ひとつの芸術作品がここに展開されていると言っても過言ではないだろう。心安らぐ癒しの空間でありながら、クラシックな荘厳さを兼ね備えた、真のラグジュアリー・リゾートである。






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