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2007/07/26

僕の心のふるさと〜鳥取・皆生温泉(1)

鳥取県・皆生(かいけ)温泉。

日本海に面して30近くの旅館やホテルが立ち並ぶ、古きよき日本の風景を残している温泉街である。
そして今から26年前の1981年8月20日、日本のトライアスロンが産声をあげた場所でもある。

<トライアスリートの日本の聖地・皆生>
第一回大会はわずか53人の参加者で始まった『全日本トライアスロン皆生大会』の競技距離は、スイム3km、バイク145km、ラン42.195km。

今では毎年800名以上が出場し、トライアスリートの聖地となっているこの皆生には、半世紀以上たった今でも、日本で初めてトライアスロンレースを開催したエネルギーと信念が脈々と受け継がれている。
心のこもった地元住民の応援や大会を支える3.000人以上のボランティアの方達の献身的なサポートは26年間で培った心遣いが抜群で、レース中どんなに苦しくても自然に心から「ありがとう」という気持ちが生まれてくる。

私は、トライアスロンを始めるまでは、鳥取県に行ったこともなく、しかも皆生温泉など存在すら知らなかった。
トライアスロンをやっていなければ、訪れることも無く一生を終えているに違いない場所だったが、この皆生には素晴らしい人達に土地、そして出雲大社や松江など有名観光地から、地元の隠れ家的名所まで、新しい発見と次々に出会うことができる魅力溢れる場所であることを知った。

今回は、私たちトライアスリートにとって、訪れる度に心が清められる気持ちになる
この皆生について話そうと思う。


<真夏に開催される日本一過酷なレース>
もし私が『皆生トライアスロン』の特徴を挙げるとすれば『坂』に『暑さ』そして『人』の3つを選ぶ。

まず『坂』−。
通称ジェットコースターと呼ばれるバイクコースは全145kmのほとんどが大山(だいせん)の麓のアップダウン。
平地らしい平地はほとんど無く、日本のトライアスロンレースの中で最も厳しいコース設定となっている。



そして『暑さ』−。
皆生は毎年7月下旬に開催される。
毎年、梅雨明けと重なることが多く、異常に暑くなることがある。
夏真っ盛りの時期にやるのだから当然なのだが、その他のロングディスタンス大会である宮古島大会は4月、佐渡大会は9月に開催される。
地域的な違いはあるが、最も暑い時期に行われるのは文句なしに皆生である。

ちなみに本年のレースは不幸にも、台風4号の上陸と開催日が重なりスイムが中止となり、第一ラン8.5km⇒バイク75km⇒第二ラン42.195kmのデュアスロン形式で急遽開催された。
選手の安全を最優先に、一時は全競技中止もやむなしとの姿勢だったそうだが、近隣市町村の協力のもと競技開催を英断した大会本部とボランティアの方々のご努力に心からお疲れさ様でした、と言いたい。





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