愛知・伊良湖(いらご)〜柳田国男は、この地に流れついた椰子の実から日本人の源流を考察した。
<地名に宿る悠久の歴史>

いよいよ「伊良湖」の語源である。
外洋は遠州灘であり、内海は三河湾であり、かつ伊勢湾である「伊良湖」が語るものとは。
♦伊良湖(イラコ) ir-ko 一続きの所
渥美半島の突端である伊良湖岬の地名は、対岸にある志摩半島の鳥羽と繋がっていたことを示しているのだ。 (つまり内海は湖だったのである!)
まさに「伊良湖」という地名には悠久の歴史、浪漫があるのである。
<恋ヶ浜で見つけた椰子の実をきっかけに、柳田国男は日本人の起源を考察した>
さて、あなたは海の彼方の故郷に、思いを巡らしてみたことがあるだろうか?
今から100年程前、まだ大学生だった柳田国男(後の民俗学者)は1ヶ月程、この伊良湖に滞在していた。
恋ヶ浜を散策していた柳田国男は偶然、椰子の実が漂着しているのを見つけた。
遠き彼方の国(島)から流れ出し、遥かな波路を超えて、まだ新しい状態で行き着いた椰子の実を見て大変驚いたそうである。
つまりは遥か南の海から黒潮に乗ってきた椰子の実を見つけたことから、日本民俗、日本文化の源流について考え、彼の民俗学が芽生えたのである。
この体験がきっかけで「海上の道」という著作に、日本文化は沖縄から南島伝いに、伝播してきたと考察したのであり、後の「遠野物語」などの代表作を発表するに至るのである。

<島崎藤村の『椰子の実』もここが発祥の地>
柳田国男は、この時に拾った椰子の実の話を、親友の島崎藤村に語った。
それが素材となって、あの有名な椰子の実の叙事詩「名も知らぬ遠き島より流れよる椰子の実ひとつ…」が生まれたのである。
昭和11年、大中寅二によって作曲され、国民歌謡として全国に放送されたそうである。
それにしても、島崎藤村は本当に優れた詩人なのですね。
自分が経験していない事でも、美しい叙事詩に作り上げる事ができるのですから…。
<現在も開催される、浪漫溢れる椰子の実・漂流イベント>
島崎藤村の「椰子の実」のロマンチックな叙事詩を再現しようと、遥か石垣島を遠き島に見立てて、椰子の実に「波に乗せ想いは遥か恋ヶ浜」と刻んだプレートを取り付け、1600km離れた伊良湖岬に流れ着くようにと、黒潮に乗せて毎年約100個ずつ海に投流するイベントを行っている。
過去19回では、東京や茨城を始め、日本各地に計93個が流れ着いたが、この伊良湖に到達したのはまだ無いそうである。
しかし一個きりの椰子の実が、長い長い海の旅を経て一体どの様な土地に行き着き、どんな人と出会うのか?
黒潮が運ぶ浪漫の香りと共に、旅の哀愁も感じるのは私だけだろうか?
トライアスロンレースの旅に重なり合う部分が多い。
今回のトライアスロンレースは、少しだけ教養の匂いがする内容になったと思うのだがどうだろうか??
但し、如何せん文学的教養が殆ど無い私だけに、分かりづらい所もあったに違いない。
もちろん、私が調べた内容が正解であるとは言い切れないだろうが、伊良湖を訪れる事により、地名が語る歴史の奥深さや偉大なる先人の思いに少しでも触れることが出来て、大変意義のあるものであったと考えている。
さあ、次のトライアスロンレースではどの様な出会いがあるのか?楽しみだ!!

いよいよ「伊良湖」の語源である。
外洋は遠州灘であり、内海は三河湾であり、かつ伊勢湾である「伊良湖」が語るものとは。
♦伊良湖(イラコ) ir-ko 一続きの所
渥美半島の突端である伊良湖岬の地名は、対岸にある志摩半島の鳥羽と繋がっていたことを示しているのだ。 (つまり内海は湖だったのである!)
まさに「伊良湖」という地名には悠久の歴史、浪漫があるのである。
<恋ヶ浜で見つけた椰子の実をきっかけに、柳田国男は日本人の起源を考察した>
さて、あなたは海の彼方の故郷に、思いを巡らしてみたことがあるだろうか?
今から100年程前、まだ大学生だった柳田国男(後の民俗学者)は1ヶ月程、この伊良湖に滞在していた。
恋ヶ浜を散策していた柳田国男は偶然、椰子の実が漂着しているのを見つけた。
遠き彼方の国(島)から流れ出し、遥かな波路を超えて、まだ新しい状態で行き着いた椰子の実を見て大変驚いたそうである。
つまりは遥か南の海から黒潮に乗ってきた椰子の実を見つけたことから、日本民俗、日本文化の源流について考え、彼の民俗学が芽生えたのである。
この体験がきっかけで「海上の道」という著作に、日本文化は沖縄から南島伝いに、伝播してきたと考察したのであり、後の「遠野物語」などの代表作を発表するに至るのである。

<島崎藤村の『椰子の実』もここが発祥の地>
柳田国男は、この時に拾った椰子の実の話を、親友の島崎藤村に語った。
それが素材となって、あの有名な椰子の実の叙事詩「名も知らぬ遠き島より流れよる椰子の実ひとつ…」が生まれたのである。
昭和11年、大中寅二によって作曲され、国民歌謡として全国に放送されたそうである。
それにしても、島崎藤村は本当に優れた詩人なのですね。
自分が経験していない事でも、美しい叙事詩に作り上げる事ができるのですから…。
<現在も開催される、浪漫溢れる椰子の実・漂流イベント>
島崎藤村の「椰子の実」のロマンチックな叙事詩を再現しようと、遥か石垣島を遠き島に見立てて、椰子の実に「波に乗せ想いは遥か恋ヶ浜」と刻んだプレートを取り付け、1600km離れた伊良湖岬に流れ着くようにと、黒潮に乗せて毎年約100個ずつ海に投流するイベントを行っている。
過去19回では、東京や茨城を始め、日本各地に計93個が流れ着いたが、この伊良湖に到達したのはまだ無いそうである。
しかし一個きりの椰子の実が、長い長い海の旅を経て一体どの様な土地に行き着き、どんな人と出会うのか?
黒潮が運ぶ浪漫の香りと共に、旅の哀愁も感じるのは私だけだろうか?
トライアスロンレースの旅に重なり合う部分が多い。
今回のトライアスロンレースは、少しだけ教養の匂いがする内容になったと思うのだがどうだろうか??
但し、如何せん文学的教養が殆ど無い私だけに、分かりづらい所もあったに違いない。
もちろん、私が調べた内容が正解であるとは言い切れないだろうが、伊良湖を訪れる事により、地名が語る歴史の奥深さや偉大なる先人の思いに少しでも触れることが出来て、大変意義のあるものであったと考えている。
さあ、次のトライアスロンレースではどの様な出会いがあるのか?楽しみだ!!





