「はごろも祭り」は今年で31回目。沖縄の祭りは、家族そろって楽しめる笑顔イベント!
沖縄は本当に祭りやイベントが多い。那覇まつりやハーリーは全国的によく知られているが、それ以外でも各地では毎月のように祭りが行われている。
沖縄の祭りを月ごとに挙げるなら、このようになる。1月=やんばるのさくら祭り。2月=フラワーフェスタ。3月=東村つつじまつり。4月=八重干瀬まつり。5月=那覇ハーリー。奥ヤンバル鯉のぼり祭り。6月=糸満ハーレー。7月=浦添てだこまつり、海洋博記念公園サマーフェスティバル。
8月=1万人エイサー、与那原まつり(与那原大綱曵)。9月=沖縄全島エイサーまつり、糸満大綱引き。10月=那覇まつり、全島獅子舞フェスティバル。11月=首里城祭、沖縄国際カーニバル。12月=NAHAマラソン、摩文仁 火と鐘のまつり……。ほかにも、八重山や宮古でも独自の祭りがあるし、細かくいえば市町村で主催する祭りもあるから、その数は膨大だ。
僕らが暮らす宜野湾市にも、毎年恒例の祭りがある。
昭和31年に始まり、今年で31回目を迎える「はごろも祭り」(@宜野湾市海浜公園)だ。森の川羽衣伝説から名づけられたこの祭りのメインイベントは、羽衣伝説を沖縄の伝統的な踊りのカチャーシーで表現することをコンセプトに、老若男女問わず参加して競い合う「飛衣羽衣(とびんすはにんす)カチャーシー大会」である。競い合うといっても、あくまで仲間で集まって楽しみながら踊る、というのが基本。だから会場は緊張感あふれる雰囲気はまったくなくて、踊っている人も、観ている人も、みんな笑顔、笑顔の大会なのである。
ここで「森の川羽衣伝説」について簡単に紹介しておこう。昔、謝名村に奥間子(おくましー)という働き者の百姓がいました。毎日畑仕事が終わると、森の川で鋤や鎌を洗っていた奥間子は、ある日、見たこともない美しい着物が水場のそばの木にかけてあるのを見つけ、「我が家の家宝にしよう」と着物を家に持ち帰りました。ふたたび水場に戻ってみると、そこには美しい天女が水浴びをしていました。
奥間子が木陰から見ていると、水から上がった天女は大切な着物がないので大変困っている様子。そこで天女を家に連れていき、着物を貸してやりました。そして二人は夫婦となり、一男一女が生まれます。ある日、長年探し求めていた羽衣を見つけた天女は、いてもたってもいられずに、それを着ると、泣く泣く子どもを残して天に帰って行ったのでした。察度(さっと)と名づけられた男の子は、のちに中部地域・中山の王となり、南蛮貿易を盛んに行って、琉球の国づくりをしたのでした……。
森の川は、森川公園内にある絶えず水が湧き出る清泉で、羽衣伝説発祥の地として、また地元の人たちの憩いの場所として多くの人が訪れている。





