モンパチ結成10年の課外活動の集大成が『etc.works』です
HYが約2ヶ月で全国32ヶ所を駆け巡ったライブツアー『PACHINAI×32 BAMMICASUNDOH TOUR'08』(沖縄方言で“とことん×32公演 やってみよう!”の意味)の最終日@福岡サンパレスを観てきた。5月に東京NHKホールで、今回のツアーの2公演目を観た時とはくらべものにならないほどメンバーの意識や自信が演奏や歌に出ていると思った。微妙に空回りしていた歯車がガッチリはまり、力強く動いている印象というのかな。常に上を目指していこうとするバンドの成長は著しいなと思った福岡公演だった。
今週は、そんなモンパチについて紹介したいと思う。メディアに登場することの少ない彼らの貴重な最新インタビューである。

モンパチは、1998年、上江洌清作(Ba&Vo)、儀間崇(Gt&Vo)、高里悟(Dr&Vo)の同級生3人が、高校生の時に結成したバンドだ。翌年12月に沖縄県内限定で発売したファースト・アルバム『GO ON AS YOU ARE』が県内外で評判となって全国発売に。その後も、生まれに育ち、そして現在も生活の拠点である地元沖縄から音楽を発信し続ける彼らの自然体の言葉や平和を願うメッセージが多くの人の共感を呼び、これまで発表した4枚のアルバムはいずれもロングセールスを続ける県産スーパーロックバンドである。

今年の夏で結成10周年を迎えたモンパチ。その10周年記念アルバム『etc.works(エトセトラ・ワークス)』がリリースされると聞き、話を訊くために3人に会いに行った。
待ちあわせの場所は、那覇市内の某カフェ。夜にはお酒もゆっくりと楽しめそうな静かな隠れ家的カフェだ。
僕が店に着いた時、すでに彼らは来ていた。おたがいに近況などを話し、ゆるりと和んだ後で、まずはこの10年間について訊いてみることにした。
♬バンド結成10周年について、あらためて今はどう感じてるかな?
キヨサク ファーストの時、最初は全国流通するつもりじゃなかったからね。県内の流通で、ちいっちゃいところで売られるんだろうなと思ってた。初回プレスが1,500枚と聞いて、正直ビビッてたから(笑)。
タカシ まさかTSUTAYAに並ぶと思ってなかったし。
キヨサク それが1,500枚が1日でなくなって。で、あれよあれよで全国発売になって。そこからはトントン拍子で順調な感じですか。ただ当時は学生やってたから、学生生活とバンド活動が不思議な距離感でした。
♬しかもサトシは県外の大学だったし、バンド活動も遠距離だったわけじゃない。よく続いたよね(笑)。
サトシ 逆に遠距離がよかったのかな。学校でも他のバンド仲間と一緒に練習したりするんだけど、この3人で演奏すると毎回やってて気持ちがいいんですよ。それがあるから、やめないでずっと続けてるんだと思う。
♬人気が全国規模になっても、学生とバンドをマイペースに続けてたわけだよね?
タカシ とはいえ毎週末はライブをやってて。月曜日からまた学校に行って、みたいな感じだった。ホントだったらプロモーションもやらんといけないはずだけど、学生だから許してもらえた、みたいな(笑)。
キヨサク 週末にライブでどこかに行けて、帰ってきたらまた何事もなかったかのように学校に通ってる。だから客観的にみれたんだと思う。まわりが騒いでもオレらはオレらの生活が続いてる。普通のバンドとはちょっと違う特殊な環境だったと思う。
♬ブレイクした今も生活の基盤を沖縄に置いて、沖縄から音楽を発信することはかわってないね。キヨサク やっぱり生活が根づいてるから。生まれ育った場所というのもあるし、学生の時は学生生活が根づいてたし、卒業したら沖縄の生活が根づいてた。生活あっての、基盤がしっかりしてのバンド活動だと思うから。最初からどこかに拠点を移すという話は、メンバーの誰一人からも、会社からも出てこなかった(笑)。こうやって活動できるのは幸せですね。





