「うたの日カーニバル」は今年も無料開放。オジーやオバーもカチャーシーで盛り上がろう!
お祝いの席や祭りをはじめ、沖縄では日々の暮らしの中にも当たり前に「うた」がある。居酒屋にはどこにも三線が置いてあり、興がのれば、誰かが自然と弾き始め、歌や踊りが始まっていく。沖縄で「うた」は、本当に身近なものなのである。そしてそれは、戦時中、大きな声で歌うことが許されない時でも、沖縄の人たちは、防空壕の中などで小さな声で歌い踊ることでたがいを励まし合って乗り越えてきた「うた」への想いが、今でもウチナーンチュに受け継がれているからなのかもしれない。

あらためて「うた」に感謝して、お祝いしよう!というBEGINの想いから「うたの日」(沖縄では戦争が終わった日とする6月23日(慰霊の日)の翌日を、歌が開放された日=「うたの日」とした)を設け、彼らが企画したコンサートを始めて、今年で8年目を迎える。
BEGINが「うたの日コンサート」をやろうと思ったのは、「僕らが三十を少し過ぎた頃、沖縄に対して何か恩返しがしたいねという話の中から生まれたことだった」(島袋 優)という。第1回目は、2001年6月24日、那覇のライブハウス「ダンスクラブ松下(現・ナムラホール)」で、彼らに賛同した森山良子や喜納昌吉らが参加して行われた。翌年の第2回は沖縄市民会館大ホールで、森山良子や忌野清志郎らが参加。また2003年の第3回から2006年までは、宜野湾市海浜公園屋外劇場に会場を移し、次第に規模が大きくなっていった。
森山直太朗、古謝美佐子、原由子(サザンオールスターズ)、さだまさし、南こうせつ、風味堂など、毎回多彩なゲストが「うた」を祝いに駆けつけたが、なかでも僕が一番印象に残っているのは、ハワイからシンガーのケアリ・レイシェルをはじめ、BEGINの石垣島時代の知人、大島保克を迎えた2005年の第5回「うたの日コンサート」だった。ケアリが言った「今日の雨は、祝福の雨(Welcome rain)なんだよ」という言葉どおり朝から降り続いていた雨は、「うた」を祝うコンサートが始まる頃になると不思議と上がっていた。そして沖縄とハワイの唄者の「うた」に、会場にいる人たちの心がひとつになった素晴らしいコンサートになった。








