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2008/02/25

ウチナーンチュも好む絶品沖縄料理の店「味処くいしん坊」。僕のお気に入りの食事処です

 読谷に向かっていくうちに、午前中に出ていた青空が徐々にあやしくなり始めてきた。雲が徐々に空一面を覆い始め、雨雲も近づいてくる。このぶんだと、夕方までにはまちがいなく雨になるな。

 沖縄に来て変わったのは、空をよく見るようになったこと。そして、雲の動きで天気の変化がわかるようになってきたことだ。

 いつものビーチに着いたのは、12時少しすぎだった。暖かい日には、昼食持参で僕らはよくこの場所にやってくる。海を眺めながら読書をしたり、海風を受けながらウトウトしたり、まったりした時間を過ごすこともあれば、カヤックを漕ぎ出して透きとおった海でスノーケリングをしたりしているお気に入りのビーチだ。

 今日は沖縄にしてはちょっと寒いし、風も吹き始めたからなのか、いつもなら昼時はビーチ沿いのパーキングに車を止めて、ホカ弁を食べている人がけっこういるのに、今日は誰もいなかった。エメラルドグリーンの海を独り(いや、今回は東京から妻のお母さんも来沖していたから、3人と犬1匹)占めだ。

 心地よい潮風を受けながら、9ヶ月になったワンコ娘と一緒に白砂のビーチをのんびりと散歩。ひとしきり全身にミネラルを補給した後は、空腹を満たしに、いざ“くいしん坊”へと向かった。

 途中の道(妻が沖縄で一番好きだというサトウキビ畑の中を通る農道)で、サトウキビを満載したトラックとすれ違った。今はサトウキビの収穫時期だ。いたる所で刈り取られたサトウキビが、束ねられ、収集トラックが来るのを待っている。きっと、うるま市にある製糖工場へ運ばれるのだろうな。その束の隣の畑では、これから刈り取られるキビたちが、風に誘われて、さわさわと音を立てている。のどかなこの道は、いつ通っても心癒される。





 “くいしん坊”は相変わらず混んでいた。
 ほとんどの客は、地元のウチナーンチュたちだ。ちりんちりんと入口のドアが開き、お客さんが入ってくるやいなや、「やっと天気になったさー」「だっからよー、今朝は洗濯いっぱいしたさー」と、客とお店のおばちゃんたちの世間話が、ひとしきり続く。この地元な感じが、またイイのだ。

 僕が注文するのは、いつもの「ソーキの中華みそ炒め」。おばちゃんは僕の苦手な野菜を知っていて、「旦那さんは、モヤシ抜きねぇ。奥さんは、ナーベラーないけど、どうする?」と聞いてくる。冬はナーベラーがとれないからしょうがないか。となると、妻は次のお気に入りの「ナスの中華みそ炒め」を注文。これがまた、なんともいい味付けなのだ。

 もちろん、主役のナスと肉を食べ終えた後のみそだれは、ご飯にかけて、ぺろりと完食。今思い出すだけで、ヨダレがでそうになるくらい、何度食べても、また食べたくなる極上のうまさだ。

 読谷の近くを通る機会があったら、ぜひぜひ立ち寄ってみてほしいと思う。地元の人たちやお店のおばちゃんたちとのゆんたくタイムも、きっと沖縄での楽しい想い出になるんじゃないかな。そんなお薦めの食事処が「味処くいしん坊」なのである。

※「味処くいしん坊」(読谷村楚辺1507 TEL:098-956-5487)





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