旅・宿・移住

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2008/02/18

HY、D-51…偶然が偶然を呼び寄せる。 沖縄にはそんな偶然のパワーがある気がしてならない

沖縄に移り住んでから、本当にいろいろな“偶然”に出逢う機会があった。

最初の偶然は、沖縄に来た翌日。食料の買い出しに行った北谷でのことだった。若者が集まるこのショッピングエリアにある観覧車の下がやけに人であふれかえっていたので見にいくと、なんとそこでD-51がストリートライブをやっていたのだ。「TOP OF THE SUMMER」でメジャーデビューした直後の彼らのレコ発(CD発売)ライブに出くわしたというわけである。

それは、うれしい偶然だった。




D-51は、Yasu(吉田安英)とYu(上里優)による沖縄出身のポップデュオだ。インディーズ時代から観覧車下の美浜カーニバルパークの路上でライブを繰り返していた彼らは、ライブ後に手売りしたCDの売上げが5,000枚を超えるほど、デビュー前から沖縄ではよく知られた存在だった。

ストリートライブでもっとも大事なのは、そこを偶然通りかかった人たち、つまり年齢も性別も関係ない不特定多数の人たちの足をいかに止めさせ、音楽を聴かせるかということだ。それがアーティストパワーであり、音楽力だ。

D-51の魅力は、なんといっても二人の声の相性のよさにあるように思う。自らを“アニメ声”という高音域で伸びる透明感のあるYasuの歌声と、ボトムがしっかりした力強いYuの歌声。この声の質感の違う二人の声が、ひとたび重なった瞬間の声が溶け合う感覚や心地よさに、彼らの魅力はある。それと同時に、インディーズ時代から二人を見守り、育ててきたプロデューサーで曲作りを手がける生熊朗(元E-ZEE BAND)の存在も大きい。二人の声を響き方、溶け合った時に起る声の化学反応を把握したうえで書き上げたポップでキャッチーなメロディが、ベストマッチしたからこそ、路上を行き交う人たちの心に届き、CDを手にする気持ちにさせたのだと思う。

その後のD-51の活躍はご存知の通りだ。「NO MORE CRY」(TVドラマ『ごくせん』主題歌)や、「ALWAYS」(映画『ALWAYS〜三丁目の夕日』主題歌)など、オリコンの上位にチャートインするヒット曲を発表。全国で認知される人気デュオに成長している。



D-51との偶然の出逢いの後も、同じ場所(美浜カーニバルパーク)でHYのストリートライブに出逢ったことがある。

この時も偶然だった。
たまたま美浜を車で通りかかった時に、風にはためく何本もの旗が目に入ったのだ。その旗には見たことのあるロゴが描かれていたので、そこにいた人に尋ねると、「4時からHYがここでライブをやるんです」と言うではないか。

HYがかつて美浜でストリートライブをやっていたことは知っていたが、まさか全国的な人気バンドになった今でも、この場所でやるとは思ってもいなかった。もちろんその場に留まり、この貴重なライブを体験したことはいうまでもない。





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