旅・宿・移住

2008/03/27

アマンリゾーツ

これまで、在東京のホテルブランドを9つ紹介してきましたが、ここからはちょっと趣向を変えて、いま世界的に注目を浴びていて、世界のホテル業界のトレンドに大きな影響を与えているホテルブランドを紹介していきたいと思います。

今回はアマンリゾーツ(aman resorts)を紹介します。
現在、アジアを中心に18ホテルを展開するアマンが最初にできたのは1988年、タイのプーケットでした。このアマンプリという名のたった40棟のスモールラグジュアリーリゾートからアマンの歴史は始まりました。続く1989年にはインドネシアのバリ島にアマンダリを誕生させました。続いて、1992年にアマヌサとアマンキラを、1993年にはアマンワナを同じバリ島に作り、このあたりから、知る人ぞ知るハイダウェイ的極上リゾートとして、ホテルラヴァースを中心に、うわさになっていきました。


特にアマンダリの際立った個性は衝撃的でした。場所は、山間にある芸術村「ウブドゥ」からさらに奥地に入った、下に川が流れる急峻な谷に面したところで、そこまでにいたる道は、夜は真っ暗、バリ人の生活がごくごく普通にある山村です。ホテルのロケーションとしては常識破りの場所でした。谷の斜面に、壁で囲まれた、最低でも100平米ある離れのヴィラを数十配し、そのいくつかはプライベートプール付でした。

当時、南国のリゾートといえばビーチサイドというのが当然であった時代に、山間のひなびた村はずれに極上リゾートを作ったのです。多くの人は「バリに行ってなんで海がないの?」と疑問に思ったものですが、意外にもアマンダリから眺める鬱蒼とした熱帯の森と、きれいに整えられた棚田は、都会人の心を深く癒す光景でした。この染み入る景色を、ヴィラのベランダから、またはプールにつかりながら眺められるのです。贅沢な建材をふんだんに使い、これ以上ゴージャスには作れないというくらいのハードは、モダンなデザインと、バリの伝統的な建築様式を融合させてなんともすばらしいデザイン空間を醸し出すことに成功しました。5〜6年ほど前に起こったアジアン雑貨やアジアン家具、アジアンリゾートといった流行は、間違いなくアマンリゾーツにことを発しているものです。日本のリゾートホテルも一様にアマンを模倣しました。





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