旅・宿・移住

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2007/11/06

「なんだ、結局北海道だったのか」、という気分で、「周囲に家のない、雑木林に囲まれた丘の上。広さは五百坪以上」の土地を探す。

ところが、希望する土地なんて、どこにも無い。私たちが望む土地は、断じて、区割りされた分譲地でも別荘地でもない。そうじゃなければ、北海道に住む意味なんてある?

私たちは移住する土地の選定にあたっては、いくつかの調査の条件をノートにまとめていた。

すなわち
 1 物件の所在は必ず法務局で確認し、公図と謄本をあたること。
 2 該当する土地が所在する市役所、役場で建築条件等の調査をすること。
 3 必ず現地を確かめること。
また、土地の条件については以下のような調査表を作った。
 1 土地の地目は都市計画区域外の無指定の雑種地か山林であること。
 2 登記上の地目が沼、田ではないこと。かつての泥炭地も不可。
 3 所有者が真正であること。
 4 土地に抵当権がついていないこと。
 5 公図で確認すること。
 6 丘か山であること。
 7 過去に大地震の影響を受けていないこと。
 8 南に緩やかに傾斜していること。
等々。


さてと、役所が大キライなひとが多い。役人はもっと嫌だという人がとても多い。しかし、役人の情報やノウハウをうまく利用したほうが、私たちが望む家を作ったり、土地を買ったりする場合便利なことも事実だ。
様々な法律やら規則が複雑に絡み合っているのがこの世界だ。事情によっては、土地売買や住宅購入は、時にいささかヤバイ世界になることもママある。
そんなわけで私はこの土地購入についても、しつこいほどの法務局通い、役場通い、現地確認調査を繰り返した。町や村の役場では、まず広報等の窓口で、その町の要覧とかの情報をかき集めた。じっくり読むとこれもじつに面白いものだ。広報誌からは町の生の情報が具体的に伝わってくる。また、担当の職員と話すと、その会話の端から意外な事実も分かったりする。地方では大都会と異なり、役場が情報の集約地にして発信源なのだ。これを見逃す手はない。

あらかじめ判っていたけれども、何度か、北海道の不動産業者と連絡を取ってみたのだが、薦められる物件に優良なものは、ほとんどなかった。そこで以降は現地で、自分たちで探してみることに方針を変えた。
二ケ月に一度くらいの周期で、大洗からフェリーで苫小牧に渡り、千歳から定山渓を回って小樽、余市、赤井川周辺、札幌近郊では、マオイ丘陵に絞って、気儘に私たちが望む土地を探してみたのである。
「ワー、ここいいじゃん」という場所には地図にマーキングした。
その後もアチコチ、札幌まで1時間圏内の土地をみて回って、リストを作って検討し、本当に欲しい土地があったら、体当たりで地主と交渉してみようという気構えだった。
もちろん農地は買えないことも分かっていた。 北海道には国立公園や国定公園が多く、また大学の演習林や自衛隊の演習地も多く、さらには意外と国有地も多く、これらも購入は無理ということもわかっていた。しかし、農地のそばの山林、それが都市計画区域外の無指定の山林であれば充分に購入は可能だ。そして家の建設もできる。






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