オトコの定番

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2007/04/26

勘違いの色落ち講座2

【勘違いの色落ち講座2】
トラさんはエコの人だ。 ジーンズを最後まで大切に穿くんだ。 でも・・・。

20年前トラさんは時代遅れのベルボトムを穿いていた。(今はまた流行ってるけど)
ベルボトムは裾が華麗に広がってるから、現場で色んなものに引っ掛かって破れたりする。するとトラさんは大胆に膝の部分で切ってしまうんだ。(そう、バミューダね)
ベルボトムはバミューダになりそれはキャンプやオフで穿かれたんだ。
そして切りっぱなしの裾はどんどんほつれて、ハワイアンの腰ミノ状態になる。
するとトラさんは「えいやっ!」って太股部分で切ってしまう。(そう、ホットパンツね) 40代以上の人(男ね)にはホットパンツという響きに甘酸っぱい憶いを感じると憶う
けど、トラさんのホットパンツは、胃の底から込み上げてくる酸っぱさだった。
しかも、その裾がどんどんほつれていき・・・・・。
ジーンズを最後まで穿くトラさんをぼくは尊敬している。  

【その3 ガンガン穿くべし?】
前回シワの出来やすい体勢の事を書いたけど、その他にもトイレ座り(和式ね)とか胡座の体勢もシワが出来るのに適した体勢である。
でもこれだけでいい色落ちが約束されたと思ったら大間違いだね。
トイレ座りでいいシワ(ヒゲ)はできるけど、それは単に生地の凹凸ができるだけで、生地の色落ちが促進されるのと違うんだ。
これはただひたすらに和式トイレ座りを続けて足が痺れた上に気がついた事なんだ。
じゃあどうすればいい?ぼくは物凄い色落ちしたジーンズを穿いているショップの店員に聞いた。
店員はこう答えたのです。 「ガンガン穿く事です。」

<ガンガンって?????>どう穿くのだろう?

ぼくの頭の中にあのCMが蘇った。そう、リポビタンDの<ファイトーーッ一発>での
勝野洋と宮内淳の姿だ。というより、ボンとテキサスと言った方が分かりやすいよね。太陽に吠えろの殉職コンビはリポDで見事な復活をしてくれた。太陽にほえろファンのぼくは涙してCMを見たものだ。
以来オロナミンC牛乳割り派(たまに卵割り)からリポビタンD一気呑み派に変わったのはぼくだけじゃないだろう。(オロナミンCを牛乳で割ると分離しちゃうしね)

ボンとテキサスはベルボトムのジーンズを穿いて荒野の中をひたすら走って岩を登り谷を越え・・・。  「ああ、ここでもまた走ってる」と、ぼくは嬉しかった。
できればジーパンにも出演してもらって広大な自然をバックに「何じゃコリャー!」って叫んで欲しいと思ったのもぼくだけじゃないだろう。

大分横道に反れてしまったので、この際太陽にほえろの世界にドップリとはまりたいと思うけど、プロデューサーのHさんはかなりシビアなダメ出しをするっていう情報が
耳に入ったので起動修正しちゃおう。

ボスは休日にはジーンズを穿くのだろうか? 
シン子のジ−ンズ姿も見てみたいな・・・・すいません。

とにかくベルボトムを穿いたボンとテキサスはまさに<ガンガン>って感じだった。(宍戸開とかケインコスギはダメね。だって短パンだもの)
だけどさ、ぼくが「ファイト一発!」って走ったら気狂い扱いされるし、近くに荒野もないし、これじゃガンガン穿けないよ。

もともとジーパンは作業着だったし、ゴ−ルドラッシュの時代であれば、一日中穴に
潜ってガンガン働く事ができるけど、ぼくの仕事はそんなに重労働じゃないし、たまにガンガンの時があって「やったァ、ガンガンだァ」って感激したりするけど、これが毎日続くとなると、身体が持たないもんね。
それにジーンズって今の時代には作業着には向いていないと思うんだ。
汗かくとジーンズが重くへばり付いてしゃがむのもきつくなるし、他にポリエステルで作られた軽くて上部なワークパンツだってあるからね。

だから<ガンガン穿く>環境がない人の為に、ぼくの行き着いた秘技を紹介しちゃいたいと思う。(ぼく的には秘技だけど、他人から見れば奇行なんだけど)


    【その4 さりげなく擦るべし】
先ずは失敗談から。元来せっかちなぼくは、早く色落ちさせたいばかりで、その為には何が必要なのか考えた。(とにかく擦らなくちゃ) 
幸いにもぼくの会社はイベントの設営の仕事をしているので、プロの擦る道具があった。
そう、<電動サンダー>なのだ。

紙ヤスリを装着して 木材でもプラスチックでも一気にガシガシ削っていく姿はまさに<ガンガン>に通じるのではないか?     

イベント屋で良かった。

ぼくはイスに座り股を広げ、シワの形を作る。サンダーの電源を入れ緊張の一瞬。
一気にサンダーを右腿に押し当てる。瞬間、感電したような痺れとともにぼくはイスから転げ落ちた。そしてサンダーを当てた部分、はロープ染色された糸の表面のインディゴのみが落ちた白ではなく、糸自体が無惨にも削られて出来た白になってしまったのだ。しかも不自然に。

ぼくはイベント屋である事を呪った。

ならば、電動ではなく手動で紙ヤスリを試したけど結果は同じ。
その後、軽石、食器洗い用スポンジ(黄色じゃなく緑色の方)、角材、等会社にあるあらゆる<擦るモノ>を探しては擦ってみたけど、全部ダメだった。

その間、期待、挫折、希望、失望、持続、投げやり、発見、勘違い、等の試行錯誤を繰返した結果、 またしてもぼくは<擦りの境地>に行き着いてしまった。

それは  <軍手で優しく擦る>  だ。

ヤスリや軽石は一気に色落ちするが、生地の痛みも伴うし、不自然になっちゃうけど、軍手の場合は、一回の擦りで効果は極めて少ないけど、根気良く優しく擦る事によって、少しづつ、しかも自然に色が落ちていくんだ。
それからというもの、ぼくは仕事の合間に、昼休みに、アフター5 に、時間の許す限り軍手をして擦った。

ここでひとつ、皆に変な目でみられない擦り方を伝授したい。
冬であれな、「おー!寒い」なんていいながら、腿を擦る。 よくある光景だよね。
夏であれば、「キャンプに行って腿を蚊に刺されちゃってさ、おー痒い」なんていいながら腿を擦る。 「海でクラゲに刺されちゃって・・・」というバリエーションも効果的。
残念ながら、秋、春バージョンはいいのがない。もしこれはと言うのがあれば、是非男の隠れ家ON LINEまで御一報願いたい。

じゃあ何故軍手を?なんてツッコミは勘弁して欲しい。
ぼくだって今気がついたのだから。

そして、勿論外に出掛ける時は軍手なんかしないよ。ぼくにだって常識はあるし、手タレと間違えられるもんね。

以上2回にわたっての、ぼくなりの色落ち講座はこれでお終い。
何年もかかって、培ったものがこの程度だったかって、分かったのはこうして文章にしたからであって、このブログを始める前までは「マニアだぜ」なんてうそぶいてたぼくもすっかり意気消沈してしまい、「ひょっとしたら、バカだったのか」って自分を疑い、「やっぱりバカなのね」と確信してしまったのでした。





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