オトコの定番

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2007/04/19

勘違いの色落ち講座

【勘違いの色落ち講座】
例えば貴女に年頃の息子さんがいたとします。
彼はファッションに目覚め、高価なジーンズを欲したり、
「ぼくのジーパンは洗わないで!!」なんて言い出したらどうします?

貴女は迷わずぼくのブログを彼に見せるのです。
「ヨシオちゃん、貴方には思い通りに生きて欲しいと思うの。でもその前にこのブログを一度見て頂戴。」
ヨシオはブログを見て答える。
「ママ、ボクが間違ってたよ。何てこった! 目が醒めたよ!」
ヨシオはバカ入口直前で踏み止まる。

こんな風にぼくのブログが世の為になったらいいなって思うのです。

 【その1 糊を落とすべし】
糊のきいたバリバリのジーンズはまず糊を落とす事から始める。
でもこれが結構難しいんだ。 何故って、洗剤を使って洗濯すると糊は落ちるけど、
色濃く染められたインディゴ染料も落ちてしまう。 これは後にヒゲが出て来た時のコントラストに影響してくるんだ。 
かといって洗剤を使わないと染料は落ちないけど、糊も完全には落ちない事になる。ぼくはジーンズ関連のホームページを見たり、ショップの人に聞いたり、試行錯誤を繰返してある結論に行き着いた。 

それは <お湯で優し押し洗い>  なのだ。

ではその方法を伝授しよう。

1. まず神聖な気持ちを煽る為に白装束に着替える。でも白装束を持っていない人は
着たつもりになるだけでもいい。 ぼくも持ってないから。
2. 塩で身体を浄める。撒いた塩を掃除するのが大変であれば、浄めたつもりでも
いい。ぼくもここは断然<つもり>派だから。
3. 流しにお湯をはる。お湯の温度は計った事ないから分からないけど、大体手を
入れられない位の熱さが望ましい。
4. ジーンズを裏返しにしてお湯に浸す。これ大事ね。表のままだと押し洗いの時に
表面どうしが擦れて不自然な色落ちになるからだ。
5. お湯が少しぬるくなった頃(10分位)に優しく押し洗い。 この時、「元気に
育ってね」 とか、「こんにちわ赤ちゃん、私がパパよ」とか声掛けしてあげる事も
忘れない。
6. ゴワゴワの生地が柔らかくなるタイミングを見計い、素早くジーンズを取り出す。
  これはラーメンの麺を茹でるのと似てはいないだろうか? 固くもなく柔らかくもなく
  適度にコシのある麺(ジーンズ)を茹でるには職人の長年の修行の上に 基づいた
  勘と熟練の技が必要とされるが、ぼくもその域に達したのではないだろうか?
  長かった・・・。ここまで来るのに何度あきらめようと思ったか・・・_

と、余韻に浸る間もなくぼくはホクホクのジーンズを小脇に抱えコインランドリーに
直行する。

  【その2 とことん縮ませるべし】
コインランドリーで水洗いをした後はジーンズを乾燥機にかける。そしてカラカラに
乾くまで乾燥させる。大体40分位かな?
ここで大事なのはお金を惜しんではいけないという事なんだ。「まだ生乾きだけど、100円勿体無いから」なんて思ってはいけないよ。
なぁーに、大好きな缶コーヒーを一本我慢すればいいんだ。とぼくは大手を振るって 100円を投入する。(何かここのとこ、スケールが小さい気がするけど)
そして10分間待つのに手持ち無沙汰なぼくは無意識に缶コーヒーを買ってしう・・・。何故カラカラに乾燥させるかは次ぎの項で。

   【その3 ヒゲ(またはシワ)の形を作るべし】
完全に縮んだら早速ジーンズを穿く。この瞬間がぼくにとって至福の時である。
そしてヒゲ(シワ)の出来やすい体勢になる。即ちイスに腰掛け思いっきり股を開く。
まア下品んな!なんて言わないで欲しい。この行為なくしてヒゲはできないんだ。
これは写真を見るとよくわかる。
上の写真だと腿のヒゲはささやかだけど、下の写真のように股を開く事によってヒゲは大胆に現れる。
この大胆なヒゲを維持する為には股を広げっぱなしの日々を送る事になる。
ところが、お客さんとの打ち合わせや病院の待ち合いなのでこんな格好をしてると、
態度がでかいとか、エチケットに反するとか言われかねないので、そんな時は
ニコヤカな笑顔でごまかす術を忘れないでもらいたい。
勿論、狭い場所に座らざるをえない時は涙をのんで足を閉じて座る忍耐力も、時として必要とされる。

ここで一つ注意する事があるんだけど、完全に生地が縮んでない状態でヒゲを作ると、我慢を重ね、ヒゲの凸部分が擦れて白地が見えたとしても、洗濯をしたらさらに生地が縮んでしまい洗濯前にあったヒゲとは別の場所に新たなヒゲが発生してしまうんだ。 
 せっかくの苦労が台無しにならない為にも生地をしっかりと縮める事が大事なんだ。

ぼくは何度もこれで失敗しては、もう育つ事のない不憫なヒゲに手を合わせ謝ったものだ。
「許してくれ」

実は今回の写真のジーンズはなんと5年振りに購入した現行の501なんだ。
5年も買ってないの?なんて言う人は前回の章を見て下さい。
本来ならもうジーンズを買う資格なんてないんだけど、どうしてもビンテージの 501XXとの比較をしたくてこのブログを書き始めた頃に購入したんだ。
勿論色落ちの検証もしたかったんだけど、一ヶ月半でまだこの状態。

最初からトラさんに預けるべきだった・・・。





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