501のデティール2
【キテマス、キテマス】
と、言ってるのは御存知Mr.マリックだけど、ぼくがよく行ってた古着屋やアメカジショップの
店員も同じ事を言ってたけ。「お客さん、今回のジーンズ相当キテマスよ!」
そう言われると何がキテルのか分からないままに買ってしまう純粋なぼく。
その他、<限定品><アニバーサリイモデル><生産終了モデル><キムタクも穿いてたよ><山口さんの為にストックしてたよ><デットストック>等、あらゆる言葉を駆使して攻めてくる店員にぼくはなす術もなくやられてしまうのだった。
こんな事を言う店員もいた。「このジーンズ、初回ロットのみア−キュエイトステッチ入りですよ!」
ぼくがこの殺し文句にやられたのは、言う迄もない。
何故ならぼくはアーキュエイトフェチだからである。
【アーキュエイトステッチ】
501を他のメーカーと見分ける一番簡単な方法、それはバックポケットのアーキュエイトステッチだろう。もともと他社との差別化の為に採用されたものだけど、そのステッチさえもマネされたらしい。リーやラングラーも初期のモデルはアーキュエイトだったもんね。
写真左上は第二時大戦前のXXモデル。決定的に違うのは一本針のミシンで縫われている事。
だから二本のラインの幅が均一じゃないし、真中の部分が交差してない。なによりも何かの間違いではないかと思われる程の稚拙さ。この時期のステッチを雑誌などで見てもひとつとして同じものがなく良く言えば個性に溢れている。「弓の形をしていればよい。後は諸君の感性に任せる。」と当時の工場長が言ったのかな?
写真右上は大戦直後のXXモデル。二本針のミシンが採用され二本のラインは均一になって真中の部分は切り返しの為に交差している。
だけど、やっぱりなんだかイビツなんだよね。でもぼくはこの頃のステッチが好きなんだな。 だって一目でXXモデルだってわかるし、味があると思わない?
下の写真2枚はそれぞれ、60年代ビックEモデルと66モデルだけど、この時代になると多分型を使っていると思うけど、アーキュエイトは統一された感じ。だからぼくにとっては何か物足りないんだよね・・・みーんな一緒じゃつまんなーい。
それと糸の色。これは黄色の糸からオレンジの糸へと移行していく。これもつまんない。やっぱ、黄色いステッチじゃなくちゃ! でもね、何故アーキュエイト?何故黄色?って聞かれると、よく分からないんだ。
気がついたら虜になってた。
色んなメーカーが独自のデザインでステッチを入れてるけど、どれもしっくりこない。
不思議だよね?
【涙涙の縫製技術】
右の上下の写真を見比べて欲しい。
上が大戦直後のXXモデル、
下が60年代のビックEモデル。
ボタン右のステッチが違うのがわかるよね?これは補強の為のステッチだけど、もう一ケ所、ボタンホ−ル側の方、XXの方に一本多く横にステッチが走ってるよね?
古い年代のジーンズや特にジージャンには、このように余分なステッチが多く見られる。これを説明すると、 昔のミシンは今と比べて非力で、ゴワゴワの厚いデニム地を何枚も重ねて一気に縫う事が出来なかったんだよね。
例えば今のミシンだったら4枚重ねて縫う事が可能だけど、昔はそれが出来なかったから、まず 2枚づつ重ねて縫い、二つの2枚重ねに縫った内の一枚づづをまた縫って最終的に 4枚にする。
うーんこの説明じゃわからないかな?
とにかく非常にややこしい縫い方をしていた事は確か。ほどいてみないと、どうやって縫っているのかわからない複雑な縫い方をしてる。(といってほどくぼくは相当バカなのです。)
「どうしてもこのデニム生地でジーンズを作ってやる!」という当時の人達の意気込みがヒシヒシと伝わってくるではないですか? うん、いい話だ!
と、ここまで一気に書いたのはいいけれど、果たしてこんな話しを喜んで読んでくれる人がいるのだろうか?毎週こうして締めきり当日の徹夜までして、いかにぼくがバカなのかをお披露目してるのではないか?
ぼくは恐れている。
いつの日か街を歩いているぼくを突然指指して笑う人が現れるのを・・・・
こんな事を言う店員もいた。「このジーンズ、初回ロットのみア−キュエイトステッチ入りですよ!」
ぼくがこの殺し文句にやられたのは、言う迄もない。
何故ならぼくはアーキュエイトフェチだからである。
【アーキュエイトステッチ】
501を他のメーカーと見分ける一番簡単な方法、それはバックポケットのアーキュエイトステッチだろう。もともと他社との差別化の為に採用されたものだけど、そのステッチさえもマネされたらしい。リーやラングラーも初期のモデルはアーキュエイトだったもんね。
写真左上は第二時大戦前のXXモデル。決定的に違うのは一本針のミシンで縫われている事。だから二本のラインの幅が均一じゃないし、真中の部分が交差してない。なによりも何かの間違いではないかと思われる程の稚拙さ。この時期のステッチを雑誌などで見てもひとつとして同じものがなく良く言えば個性に溢れている。「弓の形をしていればよい。後は諸君の感性に任せる。」と当時の工場長が言ったのかな?
写真右上は大戦直後のXXモデル。二本針のミシンが採用され二本のラインは均一になって真中の部分は切り返しの為に交差している。
だけど、やっぱりなんだかイビツなんだよね。でもぼくはこの頃のステッチが好きなんだな。 だって一目でXXモデルだってわかるし、味があると思わない?
下の写真2枚はそれぞれ、60年代ビックEモデルと66モデルだけど、この時代になると多分型を使っていると思うけど、アーキュエイトは統一された感じ。だからぼくにとっては何か物足りないんだよね・・・みーんな一緒じゃつまんなーい。
それと糸の色。これは黄色の糸からオレンジの糸へと移行していく。これもつまんない。やっぱ、黄色いステッチじゃなくちゃ! でもね、何故アーキュエイト?何故黄色?って聞かれると、よく分からないんだ。
気がついたら虜になってた。
色んなメーカーが独自のデザインでステッチを入れてるけど、どれもしっくりこない。
不思議だよね?
【涙涙の縫製技術】

右の上下の写真を見比べて欲しい。
上が大戦直後のXXモデル、
下が60年代のビックEモデル。
ボタン右のステッチが違うのがわかるよね?これは補強の為のステッチだけど、もう一ケ所、ボタンホ−ル側の方、XXの方に一本多く横にステッチが走ってるよね?
古い年代のジーンズや特にジージャンには、このように余分なステッチが多く見られる。これを説明すると、 昔のミシンは今と比べて非力で、ゴワゴワの厚いデニム地を何枚も重ねて一気に縫う事が出来なかったんだよね。
例えば今のミシンだったら4枚重ねて縫う事が可能だけど、昔はそれが出来なかったから、まず 2枚づつ重ねて縫い、二つの2枚重ねに縫った内の一枚づづをまた縫って最終的に 4枚にする。
うーんこの説明じゃわからないかな?
とにかく非常にややこしい縫い方をしていた事は確か。ほどいてみないと、どうやって縫っているのかわからない複雑な縫い方をしてる。(といってほどくぼくは相当バカなのです。)
「どうしてもこのデニム生地でジーンズを作ってやる!」という当時の人達の意気込みがヒシヒシと伝わってくるではないですか? うん、いい話だ!
と、ここまで一気に書いたのはいいけれど、果たしてこんな話しを喜んで読んでくれる人がいるのだろうか?毎週こうして締めきり当日の徹夜までして、いかにぼくがバカなのかをお披露目してるのではないか?
ぼくは恐れている。
いつの日か街を歩いているぼくを突然指指して笑う人が現れるのを・・・・





