ヒゲのないジーンズなんて!
【太陽に吠えろ】
40代の人ならば、昔夢中になって見た筈?の「太陽に吠えろ」。
ボス、ゴリさん、ヤマさん、デンカ、マカロニ、ボンと
今となっては冗談だとしか思えない渾名の刑事の中で、
松田優作扮する<ジ−パン刑事>。膝までピッチリ、膝下から華麗に広がる
ベルボトムジーンズを穿いて悪党どもを得意の空手でバッタバッタとなぎ倒す
ジーパン刑事はぼくのヒーローだった。
太陽に吠えろ大好き人間のぼくはこのままジ−パン刑事の魅力をじっくりと
書きたい所だけど残念ながらジーンズのブログなので・・・・。
主題歌を演奏している井上堯之&ウォーターバンドは・・・。
「なんじゃこりゃーっ!!」ってお叱りを受ける前に本題に入りたいと思います。
【ヒゲって何?】
ジーンズを穿きはじめた頃、今から30年以上前の話だけど、その頃は
ベルボトム全盛時代だった。ヒデキもヒロミもゴローも、そしてジーパン刑事も
皆ベルボトムだったし、ビートルズのアビイロードの裏表紙ではジョージが
ベルボトムを穿いて颯爽と歩いていた。
僕も、おかんにねだって、ビックジョンのベルボトムを買ってもらった。だけど、
したたかなおかんは成長期のぼくの事を考え、何年も穿けるようにかなりおおきな
サイズのジーパンを買ったのだ。
当然、<腿までピッチリ、膝下から華麗に広がる>になるわけなく、
<膝下までブカブカ、スネあたりからささやかに広がる>というなんとも中途半端な
ベルボトムだった。
「あら!山口くんって、ステキ・・・!」って言う同級生の女の子の声を僕は期待してたのに、
「あら?山口くん、どうしたの?」って事になってしまったのだ。
そして問題の色落ちはというと、その頃は濃紺か、ブリーチ(脱色)した
限り無く白に近い淡いブルーしかお店にはなかったと記憶している。
右往曲折あって僕が501に行き着いたのは、20年程前と前回も書いた通りだけど、
古着を買う際に基準となったのは、何よりもキレイに色落ちしてる事だった。
トシちゃんもマッチもヨッちゃんも、清潔感あふれるジーンズを穿いていた。
だから新品の501を買い始めた頃も一回穿いたら、一回洗うのが基本だった。
トイレにいっても手なんか洗わなかったくせに・・・。(今はちゃんと洗ってるよ!)
とにかく均一に色が落ちていくのが至福の喜びだったのだ。
ところが、ある日雑誌のジ−ンズ特集を見てたら、そこに載っているジーンズの
何て汚い事!
結論・・・それはのちにぼくを迷走状態に陥れるビンテージの501XXの写真だった。
油シミ、穴あき、とともにぼくの目を引いたのは、股から内腿から無数に走る白い筋。
そう!これこそ<ヒゲ>なのだ。
雑誌にはこんな見出しがついていた。<これぞ究極の501の色落ち!!>
太陽にほえろのファンのぼくは当然のように叫んだ。『なんじゃこりゃー!!』
ここで、ヒゲについて簡単に説明したいと思う。
例えばジーンズを穿いて椅子に座ると股間や膝裏にシワができる。
そうした日々の生活の中で、シワの引っ込んでいる部分は擦れる事なくいつまでも
濃紺のままで、出っぱている所は擦れて少しずつ染色された紺の部分が白くなって
いく。これがヒゲのできる要因なのだ。 しかし洗い過ぎてしまうと、
擦れて出来る白と洗った結果白くなるのとで相殺(ぼくだって難しい言葉も使えるんだ)されて
ヒゲのコントラストがなくなってしまう。
そして、もともと凹凸のある生地によって出来る縦落ちがプラスされ、
あのデニム特有の表情を持った色落ちになるのだ。
ヒゲの存在を知った事によって、ぼくのジーンズに対する価値観は変わってしまった。
単純なので、雑誌に書いてある事は、無抵抗に信用してしまうのだ。
あれほどこまめに洗っていたのに、洗わなくなってしまった。
今か今かとヒゲの出現を待つようになり、うっすらとヒゲが現れてくると狂喜して
『199○年○月、誕生。元気に育ってね、パパより』って日記に記したくなったものだ。
今となっては若気のいたりだ、昔はバカな事をしてたもんだって、思えればまだ
救われる気もするけど、これがまだ続いているって事はなるべくなら伏せておいた
方がいいかもしれない。 とりあえす、バカなようでも得意先にはこのブログを
知らせていないのは意外にぼくもまともなのかなって妙に感心している。
と、ここ迄書いたのを読み返して見て、あまりの内容のなさに愕然としてしまった。
プロデューサーのHさんの困惑した顔が目に浮かんでくる。 ごめんなさい。
ぼくは思った。 次回こそ・・・・。
ベルボトムジーンズを穿いて悪党どもを得意の空手でバッタバッタとなぎ倒す
ジーパン刑事はぼくのヒーローだった。
太陽に吠えろ大好き人間のぼくはこのままジ−パン刑事の魅力をじっくりと
書きたい所だけど残念ながらジーンズのブログなので・・・・。
主題歌を演奏している井上堯之&ウォーターバンドは・・・。
「なんじゃこりゃーっ!!」ってお叱りを受ける前に本題に入りたいと思います。
【ヒゲって何?】
ジーンズを穿きはじめた頃、今から30年以上前の話だけど、その頃は
ベルボトム全盛時代だった。ヒデキもヒロミもゴローも、そしてジーパン刑事も
皆ベルボトムだったし、ビートルズのアビイロードの裏表紙ではジョージが
ベルボトムを穿いて颯爽と歩いていた。
僕も、おかんにねだって、ビックジョンのベルボトムを買ってもらった。だけど、
したたかなおかんは成長期のぼくの事を考え、何年も穿けるようにかなりおおきな
サイズのジーパンを買ったのだ。
当然、<腿までピッチリ、膝下から華麗に広がる>になるわけなく、
<膝下までブカブカ、スネあたりからささやかに広がる>というなんとも中途半端な
ベルボトムだった。
「あら!山口くんって、ステキ・・・!」って言う同級生の女の子の声を僕は期待してたのに、
「あら?山口くん、どうしたの?」って事になってしまったのだ。
そして問題の色落ちはというと、その頃は濃紺か、ブリーチ(脱色)した
限り無く白に近い淡いブルーしかお店にはなかったと記憶している。
右往曲折あって僕が501に行き着いたのは、20年程前と前回も書いた通りだけど、
古着を買う際に基準となったのは、何よりもキレイに色落ちしてる事だった。
トシちゃんもマッチもヨッちゃんも、清潔感あふれるジーンズを穿いていた。
だから新品の501を買い始めた頃も一回穿いたら、一回洗うのが基本だった。
トイレにいっても手なんか洗わなかったくせに・・・。(今はちゃんと洗ってるよ!)
とにかく均一に色が落ちていくのが至福の喜びだったのだ。
ところが、ある日雑誌のジ−ンズ特集を見てたら、そこに載っているジーンズの
何て汚い事!
結論・・・それはのちにぼくを迷走状態に陥れるビンテージの501XXの写真だった。
油シミ、穴あき、とともにぼくの目を引いたのは、股から内腿から無数に走る白い筋。
そう!これこそ<ヒゲ>なのだ。
雑誌にはこんな見出しがついていた。<これぞ究極の501の色落ち!!>
太陽にほえろのファンのぼくは当然のように叫んだ。『なんじゃこりゃー!!』

ここで、ヒゲについて簡単に説明したいと思う。
例えばジーンズを穿いて椅子に座ると股間や膝裏にシワができる。
そうした日々の生活の中で、シワの引っ込んでいる部分は擦れる事なくいつまでも
濃紺のままで、出っぱている所は擦れて少しずつ染色された紺の部分が白くなって
いく。これがヒゲのできる要因なのだ。 しかし洗い過ぎてしまうと、
擦れて出来る白と洗った結果白くなるのとで相殺(ぼくだって難しい言葉も使えるんだ)されて
ヒゲのコントラストがなくなってしまう。
そして、もともと凹凸のある生地によって出来る縦落ちがプラスされ、
あのデニム特有の表情を持った色落ちになるのだ。
ヒゲの存在を知った事によって、ぼくのジーンズに対する価値観は変わってしまった。
単純なので、雑誌に書いてある事は、無抵抗に信用してしまうのだ。
あれほどこまめに洗っていたのに、洗わなくなってしまった。
今か今かとヒゲの出現を待つようになり、うっすらとヒゲが現れてくると狂喜して
『199○年○月、誕生。元気に育ってね、パパより』って日記に記したくなったものだ。
今となっては若気のいたりだ、昔はバカな事をしてたもんだって、思えればまだ
救われる気もするけど、これがまだ続いているって事はなるべくなら伏せておいた
方がいいかもしれない。 とりあえす、バカなようでも得意先にはこのブログを
知らせていないのは意外にぼくもまともなのかなって妙に感心している。
と、ここ迄書いたのを読み返して見て、あまりの内容のなさに愕然としてしまった。
プロデューサーのHさんの困惑した顔が目に浮かんでくる。 ごめんなさい。
ぼくは思った。 次回こそ・・・・。





