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2007/06/27

機械式時計業界大揺れ 2010年問題

今年3月のロレックスの値上げから始まり、ユーロ高等によりバーゼルフェアーでも各メーカーの時計の価格が1割から3割ほど上がり、時計好きなオヤジ達が狙っている時計の価格帯が50〜80万位となっている。これじゃとても○○記念とか理由をつけて購入するにも二の足を踏む状況になってきた。
 これに追い討ちをかけるように2010年問題という厄介なことが浮上してきたのである。

2010年問題?
スイス時計産業界におけるETA(エタ)社によるムーブメントやパーツの供給停止という途轍もない大きな問題なのだ。ETA社はそもそも1856年創業のムーブメントメーカーでもありスイス製の供給ムーブメントの80〜90%を占める世界一の供給メーカーなのだ。
 
つまり今まで多くの機械式ブランドはムーブメントや中の部品をETA社や他社からの供給により時計という完成品を世に送り出していたのだった。
今後供給の停止で供給を受けるためには20%以上のリスクを背負わなければならなかったり、他社にムーブメントの供給を願うか、企業再編を行なうか、自社でムーブメントから部品を開発し完成まで一貫して行うマニュファクチュールの道を選択するしかなくなるのである。
自社でムーブメントを開発するとなると膨大な開発費を要し、それもまた価格に跳ね返るのであるが殆んどのブランドはおそらく企業再編の道を歩みグループ化が活性化されるだろう。

 

現在時計業界グループとしては大きく4つのグループがあるようです。

 スオッチグループはオメガ等の有名ブランドと世界一のムーブメントメーカーETA社が中心で80年代に名門ブランパンを復活させ1999年にはプレゲとレマニアを吸収している。
他にロンジン、ラドー、ハミルトン、ティソなどがある。

 リシュモングループはカルティエを中心とする高級時計、宝飾グループで幾つものマニュファクチュールを抱える。1991年よりカルティエを含む3社がバーゼルフェアーを離れSIHH(ジュネーブサロン)を開催するようになり年々時計メーカーを吸収している。他にパネライ、ダンヒル、ピアジェ、ヴァシュロン・コンスタンタンなど

 LVMHグループはルイ・ヴィトンを中心とする高級ブランドのグループで時計、宝飾事業を拡大中である。他にタグ・ホイヤー、ゼニス、ショーメ、ブシュロンなど

 WPHHグループは、フランク・ミューラーが中心で時計工房と学校を兼ねるウオッチランドで毎年バーゼルフェアーにあわせて新作を発表する。他にECW、ピーエルクンツ、マーティン・ブラウンなど





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