今年はどんな年になるのだろうか。どんな万年筆との出会いがあるのだろうか…。
続いてペリカンに行ってみた。物欲を刺激する物は特にないようだ。気になったのは1点のみ。「グレーの縞模様のペリカン100」だ。ポルトガル向けに作られた100のようだ。ボディーに「Emege」と彫られている。1930年代の万年筆なので、なかなか状態のいいものに出会えない。ペン先の字幅や書き味まで満足のいく組み合わせに出会える確率はとにかく低い。写真で見た感じでは状態はいいように思えるが、ペン先が極細字のようだ。これで、M(中太字)やB(太字)だったらなぁ。それにしても実に惚れ惚れするフォルムだ。
気分を変えて、オノトへ飛んでみる。オノトは出品数がいつも少ない。だいたいは英国からの出品が多い。少し前までは「オノト・マグナ」が出品されていると血眼になったものだった。プランジャー式のもの、レバー式のもの、茶色のバスケット柄のスケルトン、緑色のバスケット柄のスケルトン、細字、中字、太字、極太字と落札したこともあった。私が入手したのはこれまで10本近くあったけれど、どれもペン先のイリジウムが残り少なくなっていた。出品されているものの中では、9金仕様のオノトがよかった。この細長いボディーの頭が丸く、尻が角ばったフォルムは、いつ見ても美しいなぁと思う。
ダンヒルを検索したら、モンブランがペン先を供給していた時代の万年筆が出ていた。日本円で約2万円で手に入る。送料込みで約23,000円程度かぁ。安いなぁ。このペン先は調整したものを書いたことがあるのだが、軟らかい書き心地とは言えないが、バランスがよくてとても書きやすかったことを記憶しているのだ。ゴテゴテしていなくて、これはオススメだ。待てよ! インクカートリッジを使わないという前提で、コンバーターは付いているのだろうか。入札する前に出品者に聞いておくのが必須条件だ。意外とコンバーターが入手しにくいのだ。
今回欲しいなぁと思ったのは、パーカーだった。「パーカー51の“コードバン色軸”」が気になった。16金のキャップには「パーカー・ブルー・ダイヤモンド」が光り輝いている。1944年に製造されたものらしい。なんと美しいキャップだろう。
金キャップに目がないのだ。エンジ色に近い“コードバン色”との組み合わせもぴったりだ。残り時間は5日。現在202ドル57セント。どこまで値段が上がるだろうか。ここまで原稿を書きかけて寝てしまい、気がつくと朝だった。目覚める直前に見た夢は、大きな書斎に、木製の大きな机を設えて、パイプをくゆらせながら年賀状の返礼を書いている夢だった。今年は、どんな万年筆との出会いがあるのだろうか…。いろいろ夢は描いているのだけれど、ひとつでも余計に、夢をかたちにしたいなぁ…。






