やっぱり女性のほうが秀でている!? 女性が選びぬいたコレクションを見せてもらうのは面白い!
先週のこのコラムで、女性に贈るのならこんな万年筆はどう?と、ウォーターマンの、今から20年くらい前の、キラキラ美しい「レディ・パトリシア」という万年筆をご推挙申し上げたのだけれど、予想していた以上に反響が大きかった。みんな、本気で、女性に贈る万年筆を探しているんだ。いやぁ驚いたネ。
Aさん「足澤サン、いくらなんでも、あの万年筆はないですよ。めったにオークションに出てこない万年筆じゃないですか!」
Bさん「もう少し見つけやすいのを選んでよ。同じウォーターマンなら、C/F(シーエフ)シリーズとか…。あの向田邦子さんが愛用していたC/Fですよ。あれだったら、難なく入手できるでしょうよ」
Cさん「手に入れたって、インクの問題があって容易に使えないレディ・パトリシアを奨めるなんて、足澤サンらしくないなぁ」
寄せられたメールの内容は、みなさん、どれも、いやはや、ごもっともなものばかりで、ここのところプライベートな別件で、穴に隠れたくなることがあって、せっせと穴を掘っていたのだけれど、掘るペースを上げて、早々に隠れなきゃなぁ…。
土曜日に代官山で萬年筆研究会ワーグナーの集まりがあったのだけれど、お世話になった方がお一人でヨーロッパに旅に出ることになり、お偉い方なもんだから、御自分で旅支度をなさったことがロングロングタイムアゴーのことで捗らず、ポイントポイントで、私の携帯電話が非常時の“コールセンター”のようになり、「携帯用ウォッシュレット」やら「旅先からのお手紙セット」やら「虎屋謹製羊羹 夜の梅・空の旅・おもかげ 旅サイズ3点セット」等々を購入するために駆けずり回っていたのだった。かの日は、木枯らしが吹いていたのにもかかわらず大汗をかいて…。で、行けずじまい…。
行けない時間になって、思い出したことがあった。万年筆愛好仲間の一人が転職を試みた結果、御自身の考えに則って別の会社で勤めることが正式に決まり、めでたし、めでたし、とお祝いする約束だったんだ。アチャーまいったなぁー。
会場で盛り上がっているところ、やっと連絡がついた。御本人の御希望は、お酒による祝杯よりも極上の中国茶を飲んでみたい、ということなので、それならばと、アーキテクト和太郎先生に南青山にある『テ・ホン』まで御案内いただき、3人で喫茶去(きっさこ)とあいなった。
転職が決まった女性のニックネームは“ナンカンさん”。“なんでもかんでも興味を持とう”というモットーから、“ナンカン”というニックネームにしたという。超有名女子大学を優秀な成績で卒業した後、ある一流企業で専門職としてお勤めされてきた才媛の彼女は、色白で、控え目で、お淑やかで、いわゆる“大和撫子”タイプ。万年筆愛好家の中でも人気がすごい。その彼女が、自らの能力を試してみたいと、まったく新しいフィールドで働く道を選んだのだ。大したバイタリティーだ!
「採用が決まって、さっそく自分への御褒美に万年筆を買ってしまいました…」
うれしそうにバッグから万年筆を取り出して見せてくれたのだ。
その万年筆。
実によいのだ。
美しい。
これぞ、女性が持つべき一本、といった感じ。
しかも、お値段を聞いてビックリ! お手頃価格なのだ。
そのお値段には見えない仕上がり。気品があふれている!
まったくノーマークだった!
Bさん「もう少し見つけやすいのを選んでよ。同じウォーターマンなら、C/F(シーエフ)シリーズとか…。あの向田邦子さんが愛用していたC/Fですよ。あれだったら、難なく入手できるでしょうよ」
Cさん「手に入れたって、インクの問題があって容易に使えないレディ・パトリシアを奨めるなんて、足澤サンらしくないなぁ」
寄せられたメールの内容は、みなさん、どれも、いやはや、ごもっともなものばかりで、ここのところプライベートな別件で、穴に隠れたくなることがあって、せっせと穴を掘っていたのだけれど、掘るペースを上げて、早々に隠れなきゃなぁ…。
土曜日に代官山で萬年筆研究会ワーグナーの集まりがあったのだけれど、お世話になった方がお一人でヨーロッパに旅に出ることになり、お偉い方なもんだから、御自分で旅支度をなさったことがロングロングタイムアゴーのことで捗らず、ポイントポイントで、私の携帯電話が非常時の“コールセンター”のようになり、「携帯用ウォッシュレット」やら「旅先からのお手紙セット」やら「虎屋謹製羊羹 夜の梅・空の旅・おもかげ 旅サイズ3点セット」等々を購入するために駆けずり回っていたのだった。かの日は、木枯らしが吹いていたのにもかかわらず大汗をかいて…。で、行けずじまい…。
行けない時間になって、思い出したことがあった。万年筆愛好仲間の一人が転職を試みた結果、御自身の考えに則って別の会社で勤めることが正式に決まり、めでたし、めでたし、とお祝いする約束だったんだ。アチャーまいったなぁー。
会場で盛り上がっているところ、やっと連絡がついた。御本人の御希望は、お酒による祝杯よりも極上の中国茶を飲んでみたい、ということなので、それならばと、アーキテクト和太郎先生に南青山にある『テ・ホン』まで御案内いただき、3人で喫茶去(きっさこ)とあいなった。
転職が決まった女性のニックネームは“ナンカンさん”。“なんでもかんでも興味を持とう”というモットーから、“ナンカン”というニックネームにしたという。超有名女子大学を優秀な成績で卒業した後、ある一流企業で専門職としてお勤めされてきた才媛の彼女は、色白で、控え目で、お淑やかで、いわゆる“大和撫子”タイプ。万年筆愛好家の中でも人気がすごい。その彼女が、自らの能力を試してみたいと、まったく新しいフィールドで働く道を選んだのだ。大したバイタリティーだ!
「採用が決まって、さっそく自分への御褒美に万年筆を買ってしまいました…」
うれしそうにバッグから万年筆を取り出して見せてくれたのだ。
その万年筆。
実によいのだ。
美しい。
これぞ、女性が持つべき一本、といった感じ。
しかも、お値段を聞いてビックリ! お手頃価格なのだ。
そのお値段には見えない仕上がり。気品があふれている!
まったくノーマークだった!





