オトコの定番

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2008/09/08

お仕事文房具

文房具の買いかたに何かテーマを決めている人もおられると思います。

色で揃える、ナチュラルテイストを好む、またはアンティークな感じにまとめる人など。文房具ならば膨大な製品群から色もカタチも選べるので、毎日少しずつ組み合わせを工夫して、自分だけの世界を育ててゆくことが容易にできます。

私の場合、もともと仕事で使われることを目的に作られた文房具や小物に興味があって、見た目は地味でも着実に働く、そんな製品を探しています。仕事向けの製品ならば、使う人を裏切らないはずという期待もあります。

ところで最近は、ギフト用途を視野に入れた製品が数多く出ていまして、見た目はオシャレなのに、実際に使ってみると奥行きが感じられない作りでがっかりといった経験が何度かあります。こうした物は、贈った人が満足しても、使い手の幸せにはつながらないわけです。もっとも、ギフトであまり実用的な物を贈るのもどうかと思うので、それはそれで一定のニーズがあるのでしょう。

さきほどの話に戻りますが、話題づくりやバリエーションの強化といった目的で作られる製品にも一定の役目はあると理解した上で、お仕事でしっかり・じっくり使われる製品も育ててほしいと、メーカーにはお願いをしたいところです。

では仕事で使われることを想定して作られた文具を3つご紹介します。

まずは古い製品から。Rapid社(スウェーデン)のステープラー、「Supreme51」。

Rapid Supreme51ステープラー
Rapid Supreme51

日本で一般的な「No.10針」よりも小さい「21/4針」を装填して使います。ヨーロッパでは、サイズの大きな「24/6針」や「26/6針」が多く流通していて、「21/4針」はそれらよりもふたまわり小さい針です。本製品はもともと「テキスタイル用」として作られたもの。服飾関係のメーカーや流通、クリーニング屋さんなどが衣服にタグを仮止めする際に使っていたそうです。紙ですと、10枚綴じるのが精いっぱい。けれども厚口の金属パーツをふんだんに使って質実剛健そのもの。

最近は製品に金属針を付けることを好まない傾向にあるので、こうしたステープラーが使われる場面はほとんど無くなっていると思われます。日本で「21/4針」は特殊規格ですし、ウチでも地味な存在ですが、小さい針ゆえに軽いチカラで「カッタンコ」と動作する手ごたえには、毎回笑みがこぼれてしまうものです。





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