オトコの定番

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2008/08/08

私のロングライフ文房具

ふたつめは、オルファ株式会社(日本)の「シルバー」というカッターナイフです。いつごろから作られているのか知りませんが、私が小学生の頃には存在していて、当時なら200円ほどで普通のカッターナイフが買えたのを、3倍近いお金を払って無理して手に入れたことを覚えています。

本製品の特徴は、細身のシンプルなボディにあります。本体の素材はステンレスで、1枚の板材を丁寧に折り曲げて作られているのが分かります。加工の一部工程には手作業も加わっていると、製品パッケージに記載されていました。そしてカッターの刃もステンレス鋼のものが使われています。

オルファ「シルバー」ふかん
「オルファ・シルバー」
 
外観的に言葉で説明できるのはこの程度のもので、それ以上でも以下でもないのですが、「シルバー」以降に登場した、「手が痛くならないグリップ付き」・「替刃が数枚内装されていて、刃を使い終わると次の刃が出てくる」など、外観や機構をうたった様々な新製品を買ってきても、結局デスクに残るのはこの1本となります。いや、自宅と事務所の各場所に常設していて、現在、5本のシルバーが活躍中です。

いまいちど考えますと、刃先を出すときの「カチカチッ」となるロック部分のシッカリ感と言いますか、実直なタッチも気に入っています。そしてこんなに細身でも、対象物の切断中に手が痛くなったり、指先がすべったりすることはあまりありません。カッターナイフってこのカタチで充分なんだなと(私は)いつも思っています。

「シルバー」の素材とかカタチとかディテールとか、見たとおりのシンプルな組み合わせが、なんとも言えないバランスで、私の心の中ですっかり完結してしまっています。今後もし、この製品がモデルチェンジを受けて、変な色気を出したら、いままで保たれてきた「はかないバランス」がフッと消えてしまうかもしれないと、ちょっと心配。でも、この製品を超えるのはどのようなものなのか、見てみたい気もします。




【文房具に寄す】 これまでの記事
文房具の「味わいかた」 (2008/08/01)
文房具の展示会「ISOT」 (2008/07/24)
文房具界隈の移ろい(後編) (2008/07/18)
文房具界隈の移ろい(中編) (2008/07/03)
文房具界隈の移ろい(前編) (2008/06/26)







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