文房具界隈の移ろい(前編)
詳細については割愛しますが、これまで述べさせていただいたような流れを背景に、顧客の目指すところは次第に変化し、バブル期以降の景気や流通の大きなうねりもあって、おそらくここ20年近くは普通の文房具屋さんにとって、長く厳しい時期が続いたのではないでしょうか。また文房具メーカーにとりましても、高い技術力や開発力を持ち合わせていながら、会社の体力維持を最優先にしていたところが多かったのではないかと想像しています。
と、私の経験と推測の範囲だけで書き連ねてしまい申し訳ございませんでした。前編ということで、今回はこのへんでペンを置きたいと思います。後編では、文房具のここ最近のお話と、今後の希望的観測を、また自分勝手に書いてみたいと思います。
では、今日もひとつ。先日、私のWebショップに入荷したばかりの製品です。
マドレーヌではなく、クレールフォンテーヌ(Clairefontaine)。フランス最大のノート・紙製品メーカーです。すでに多くの皆さんがご存じのブロックメモ「ロディア」(Rhodia)もクレールフォンテーヌ社のグループ・ブランドのひとつです。この会社、今年で創業150周年とのことで、写真の製品は創業150周年記念の復刻版・限定モデルです。
クレールフォンテーヌは、フランスではお子さんから大人までだれもが知っている、ノートの「あたりまえのブランド」だそうです。なにより、製紙からノートの製造まで、一貫して行っているところが凄いのです(日本では、製紙は製紙メーカーが行っている)。
興味深いのは、社のほとんどの製品デザインを10年ごとに、一定のテーマに沿ってモデルチェンジさせてしまう点です。ノートもファイリング用品も、製品のパッケージまでも、潔くガラリと替えてしまいます。
現在は幾何学模様に明るいトーンを配した「マトリス」というパターンがテーマ。「マトリス」は2010年頃まで続くそうです。それ以前は紙の原料をモチーフにした「モザイ」。さらに前は繊維製品の表面を基本にした「マドラス」となります。写真の製品は、この「マドラス」の復刻版なのです。レッドとブラックの2冊を重ねると、色の対比が美しいでしょう?
申し遅れましたが、クレールフォンテーヌのノートは紙質の良さが一番の特徴です。白色度の高い厚口の用紙は、インク系筆記具との親和性が良好です。米国で紙の話をしていて、「じゃ、クレールフォンテーヌと比べてどうなんだい?」と言われたという話があるそうなので、クレールフォンテーヌの紙は国際的な目安にもなっているのかもしれません。
【文房具に寄す】 これまでの記事
文房具の「好き」を明確に (2008/06/19)
「文房具に寄す」スタートします。 (2008/06/12)
と、私の経験と推測の範囲だけで書き連ねてしまい申し訳ございませんでした。前編ということで、今回はこのへんでペンを置きたいと思います。後編では、文房具のここ最近のお話と、今後の希望的観測を、また自分勝手に書いてみたいと思います。
では、今日もひとつ。先日、私のWebショップに入荷したばかりの製品です。
クレールフォンテーヌ「マドラス復刻版」
マドレーヌではなく、クレールフォンテーヌ(Clairefontaine)。フランス最大のノート・紙製品メーカーです。すでに多くの皆さんがご存じのブロックメモ「ロディア」(Rhodia)もクレールフォンテーヌ社のグループ・ブランドのひとつです。この会社、今年で創業150周年とのことで、写真の製品は創業150周年記念の復刻版・限定モデルです。
クレールフォンテーヌは、フランスではお子さんから大人までだれもが知っている、ノートの「あたりまえのブランド」だそうです。なにより、製紙からノートの製造まで、一貫して行っているところが凄いのです(日本では、製紙は製紙メーカーが行っている)。
興味深いのは、社のほとんどの製品デザインを10年ごとに、一定のテーマに沿ってモデルチェンジさせてしまう点です。ノートもファイリング用品も、製品のパッケージまでも、潔くガラリと替えてしまいます。
現在は幾何学模様に明るいトーンを配した「マトリス」というパターンがテーマ。「マトリス」は2010年頃まで続くそうです。それ以前は紙の原料をモチーフにした「モザイ」。さらに前は繊維製品の表面を基本にした「マドラス」となります。写真の製品は、この「マドラス」の復刻版なのです。レッドとブラックの2冊を重ねると、色の対比が美しいでしょう?
申し遅れましたが、クレールフォンテーヌのノートは紙質の良さが一番の特徴です。白色度の高い厚口の用紙は、インク系筆記具との親和性が良好です。米国で紙の話をしていて、「じゃ、クレールフォンテーヌと比べてどうなんだい?」と言われたという話があるそうなので、クレールフォンテーヌの紙は国際的な目安にもなっているのかもしれません。
【文房具に寄す】 これまでの記事
文房具の「好き」を明確に (2008/06/19)
「文房具に寄す」スタートします。 (2008/06/12)





