オトコの定番

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2008/01/15

仕事着の機能を持つベストとパンツは、アウティング・セーター着こなし術を支える必需品。





















ベストばかりではない。僕は、アウティング・セーターの着こなしの相棒として、仕事着の機能を持ち合わせた衣類を選ぶことを基本と考えている。それはボトムスの選択にも当てはまり、5ポケットのブルー・デニムは必然として、その他にもサープラスのアーミー・パンツやそのディテールをアレンジしたカーゴ・パンツ、あるいはブラウンダック地のカーペンター・パンツといったアイテムが僕の定番となっている。

僕がこの組み合わせ術を良策とする根拠を述べよう。仕事着として認められ長く使われてきたものは、その過程の中で洗練というアレンジが進行し、やがて機能美という形に昇華する。そして、こうした過程を踏んできた衣類は、たとえ開発される目的が異なったもの同士であっても、組合わされることで、それぞれの機能美が相乗効果を生み出し、流行に翻弄されない、リアルなデーリー・スタイルを構築するのである。

振り返ってみよう。遠い昔に、英国や北欧諸国で仕事着として作られたセーターがあった。そのセーターは、長い年月を経て、多様なアイデアを受け入れ、アウティング・セーターの数々へと進化した。アウティング・セーターもまた機能美を昇華させたワーキング・クロージングなのである。

さて、12週をかけて筆を進めてきた本コラムも、今回をもってひとまず終了である。男の定番と称した時、それは、日常において、愛着を持って長く使い続けることができるアイテムだと考え選定したテーマがこの「アウティング・セーター」であった。その魅力を幾許かでもお伝えすることが出来たとすれば本望である。これまでお付き合いいただいた読者諸兄には、深く御礼申し上げたい。また、管理作業にご尽力され、遅れ気味の原稿を辛抱強くお待ちいただき、ことあるごとに適切なアドバイスを頂戴したプロデューサーのH女史に、この場を借りて感謝の意を評し終わりとしたい。






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