オトコの定番

2007/12/25

バイシクル・ショップで出会ったクラシカルなトラック・ジャケット。

復刻もののトラック・ジャケットを手にあらためて思うアウティング・セーター探索のキーワード。それは、アクティブ・スポーツ・ウェアだ。



 自転車が欲しい。少し前までは、キャノンデールのMTBを漕いでいた。レーシング・チームのレプリカ・モデルで、ブラックとデビルズ・グリーンのコンビネーションが気にいっていた。ところが、街を移動するのには、ちょいと取り回しに鈍さを覚えはじめたので、そろそろクロス・バイクが欲しくなり、予算計上のために手放したのだ。そんなわけで、BOOTLEGのカスタマイズが熱い神宮前3丁目の「ヒップ・ヒップ・シェイク」だとか、キャノンデールのフラッグシップとなる池尻大橋近くの「キャノンデール中目黒」だとか、駒沢通りと山手通りの交差点角にあるバルス ストアー内2階の「ラ・ビチクレッタ・コルナゴ」といったバイシクル・ショップで物色を重ねている。

バイシクル・ショップでは、鮮麗なフレームや精密なパーツをチェックするだけではなく、色鮮やかなサイクリング・ジャージーを眺めるのも楽しみの一つだ。特に「ラ・ビチクレッタ・コルナゴ」は、本格のジャージーに加え、シティ・サイクリスト向けのウェアも充実していて、実用性を備えたアイテムも吟味できるありがたい存在。デイリーウェアを選ぶような気軽さで、サイクリング・ウェアに触れることが出来る。

 さて、ここんちのラインナップに、一目惚れで買い上げてしまったトラック・ジャケットがある。胸にITALIAとアズーロでレタードされたクラシカルなジップフロントのジャージーだ。こいつは、世界で最初のサイクリング・クロージング・メーカーを自認するイタリアは「デ・マルキ社(De Marchi Sport S.r.l.)」の製品。同社は独自のCONTOURED-FIT TECHNOLOGYや機能性ファブリックなど最先端技術を駆使したウェアを開発し、数多くのプロフェッショナルのサポートを手掛けている。

  その一方で、自社のトラディショナルなサイクルウェアを復刻させた「MAGLIFICIO DE MARCHI」というコレクションも展開していて、僕が購入したこのジャージーは「Maglificio Italia Track Jacket」と命名された、同コレクションの1アイテムだ。Webページの解説によると、このジャージーは70年代に活躍したイタリアのロードレーサーFrancesco Moserに触発され同時代に作られたものだという。素材はメリノ・ウールとアクリルの50/50で、当時としては最先端のイージー・ケア素材。軽くて乾きやすいというのがポイントだった。また、この復刻版は、当時、同社が実際に使っていた編み機を再稼働させ編まれたもので、風合いにまでオリジナルにこだわるこのプロダクツの心意気が伝わってくる。ちなみに「MAGLIFICIO」というのは、創業者Emilio De Marchiが1929年に初めて開いた最初のバイシクル・ストアーの名前だ。






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