抜群のクオリティを誇るオールド・インターを腕に巻く
好きな腕時計のひとつにオールド・インターの3針時計があります。質実剛健な時計作りで有名なIWC(アイ・ダブリュー・シー)ですが、その礎はこの時計の50年代に確立されました。
クロノグラフやパワーリザーブといった複雑機能もない、シンプルな腕時計ですが、そのこだわりは他のアンティークとは一線を画しています。

インターナショナル・ウォッチ・カンパニーの筆記体のロゴは60年代以前のモデルに見られる特徴で、オールド・インターと呼ばれています。
ピンクゴールドの18金無垢ケースは、わずかに赤みを帯びたやわらかい輝きを放っています。インヂュニアやマークXVIのような無骨なイメージが強いIWCには珍しく、クリーム色の文字盤は優しい雰囲気をかもし出しています。この落ち着きがたまらない魅力なのです。
アンティークの腕時計は、シンプルなデザインの中に一味効かせる粋なところがあります。 この時計も一見地味なスタイルですが、よくよく見ると凝ったディテールを持っています。
リューズのケースサイドの部分はカットされていてわずかに埋め込まれるようになっています。ラグ(ベルトを装着する足の部分)のモダンな造形は、半世紀を経た今でも色あせることはありません。ハマグリ型のケースは、風防ガラスからケースバックまで一体化された美しい曲面で、湾曲したラグのおかげで、着けると腕に沿うようにピタッと決まります。
現代の機械式時計の重量感やクオーツ時計の軽さとは違う、心地良い装着感があります。





