オトコの定番

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2007/11/21

抜群のクオリティを誇るオールド・インターを腕に巻く

オールド・インターの信頼性を揺るぎないものにしているのは、なによりムーブメントのクオリティです。 当時のテクニカルディレクター、アルバート・ペラトンが設計したムーブメントは、今のIWCの礎となっています。中でもこのキャリバー89は銘機として誉れ高く、中三針時計のお手本とも言われているようです。それは、頑丈で正確であるべきというペラトンの思いが実現されているからだと思います。 

クオーツ時計のない40年代、薄いドレスウォッチは高級品でした。薄型ムーブメントを製造できるメーカーは少なく、高い技術力の証しでもありました。 
ところが、そんなペラペラなムーブメントを嫌い、長持ちする頑丈な設計にこだわったのです。歯車やテンプが、分厚いブリッジでしっかりと固定されているのが見て取れます。


精度へのこだわりは特に素晴らしいものです。

テンプの振動をつかさどるヒゲゼンマイは、キドニー型(腎臓の形)のヒゲ持ちで固定されています。この部分は可動式で、ゼンマイの左右のバランスを調整できるのです。

テンプの輪の内側にはマスロット(偏心ネジ)が備わり、周囲にはチラネジと呼ばれる極小のビスが取り付けられています。振動のスピードやブレを極限まで微調整することができます。 

時計の心臓部に対するこのような木目細かい配慮は、最高級のジュネーブシール認定に匹敵する水準です。端正な仕上げに比べてやり過ぎなくらいなのです。 

アンティークの世界では、パテックフィリップのような工芸品の域にある腕時計が価値のあるものとされています。職人が丹精込めて組み上げ、伝統的に磨き上げるムーブメントはとても高価で、ジュネーブシール認定を受けるものもあります。 

オールドインターは、このような芸術性には及びませんが、精度と耐久性においては勝るとも劣らないこだわりがあります。気負わず日常使いできるアンティークとして並ぶものはないと思います。
頑丈で正確、世代を超えて使い続けることができる一生ものです。






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