自宅は時計工房?世界にひとつの本格腕時計を作る
仕上がりを想像しながらパーツを集めるのは楽しいものです。まずは、40年代ドイツのクラシカルなイメージで、コインエッジのケースを探しました。これに、ゼンマイを巻きやすいように大きめのリューズを合わせてみる、見やすいように黒文字盤と蛍光の針にしてみよう、といった具合です。
実際、このような外装部品を日本で買うのは難しいでしょう。
ところが、海外のオンラインショップやネットオークションでは、様々なデッドストック品や流出品が手に入ります。まさに宝の山です。
集めたパーツをピンセットやドライバーで丁寧に組み立てていくのですが、とても長くなってしまうので、詳しくはこちらのサイトをご覧ください。途中、サイズが微妙に合わなかったり、部品のかみ合わせが外れたりと、問題も起きますが、試行錯誤して組み上がった時の喜びはひとしおです。
最後の仕上げは、タイムグラファーで精度の調整です。息を止めて、心臓部のテンプを微調整する醍醐味は、組み立て途中に味わう興奮とはまったくの別物です。神聖な儀式のような趣でしょうか。一日の誤差は、クロノメーター級とはいかないまでも、プラス30秒以内に収まるぐらいで十分です。

こうして、文字通り世界に一本、自分だけのオリジナル腕時計が完成します。そこには、電池もなく正確に機能する感動と、自作ならではの愛着が生まれるのです。
今回は製作過程を省略しましたが、近々クロノグラフの腕時計を作るので、このブログ内で詳しく紹介したいと思います。







