ユニークな8日巻き腕時計、ヘブドマス
裏蓋を開けると、ムーブメントの代わりに大きなカバーが現れます。まるでバターかチーズの缶のようなかわいらしいデザインです。フランス語で「ANCRE 8 JOURS」、8日巻きとあるように、これこそがゼンマイを収めた香箱なのです。
ムーブメント全体が覆われてしまうので、精度調整のためには、テンプを文字盤側にむき出しに配置せざるを得なかったのでしょう。これを逆手にとって、テンプまわりを彫刻する等、見せる工夫も凝らすことになったのではないかと思います。

実際に腕に着けてみると、レザーストラップの付け根がヒンジで可動するので、意外にも腕にフィットします。ゼンマイを巻き上げるは大変で、リューズを延々70回から80回くらい巻く必要があります。ゼンマイの長さが普通の腕時計の4倍もあるからです。
1週間動きっぱなしということで便利に使いこなせるかとも思っていたのですが、残念なことに普段からオンオフともに地味なコーディネートばかりなので、インパクトの強いこの腕時計を合わせるのはなかなか難しいところです。
ここ10年、長時間駆動、ロング・パワーリザーブといえば技術開発のトレンドの一つです。歯車を増やしてゼンマイの解けるスピードを緩めたり、抵抗を減らす工夫や複数のゼンマイ等、効率的な長時間駆動と精度の維持に高い技術力が必要となります。ブランパン、パネライ、IWC、ジャガー・ルクルト、パテック・フィリップ、ショパール、マニュファクチュールを名乗るブランドはいずれも長時間駆動のムーブメントを保有しています。日本のセイコーも例外ではなく、2006年に72時間稼動のキャリバー9S67を発表しました。
しかし、その原点が実に100年以上前に始まっていたことは驚きです。直径わずか数センチのムーブメントで、振り子時計と同じ8日間駆動を実現することは、今以上に挑戦的な試みであったはずです。
ムーブメント全体が覆われてしまうので、精度調整のためには、テンプを文字盤側にむき出しに配置せざるを得なかったのでしょう。これを逆手にとって、テンプまわりを彫刻する等、見せる工夫も凝らすことになったのではないかと思います。

実際に腕に着けてみると、レザーストラップの付け根がヒンジで可動するので、意外にも腕にフィットします。ゼンマイを巻き上げるは大変で、リューズを延々70回から80回くらい巻く必要があります。ゼンマイの長さが普通の腕時計の4倍もあるからです。
1週間動きっぱなしということで便利に使いこなせるかとも思っていたのですが、残念なことに普段からオンオフともに地味なコーディネートばかりなので、インパクトの強いこの腕時計を合わせるのはなかなか難しいところです。
ここ10年、長時間駆動、ロング・パワーリザーブといえば技術開発のトレンドの一つです。歯車を増やしてゼンマイの解けるスピードを緩めたり、抵抗を減らす工夫や複数のゼンマイ等、効率的な長時間駆動と精度の維持に高い技術力が必要となります。ブランパン、パネライ、IWC、ジャガー・ルクルト、パテック・フィリップ、ショパール、マニュファクチュールを名乗るブランドはいずれも長時間駆動のムーブメントを保有しています。日本のセイコーも例外ではなく、2006年に72時間稼動のキャリバー9S67を発表しました。
しかし、その原点が実に100年以上前に始まっていたことは驚きです。直径わずか数センチのムーブメントで、振り子時計と同じ8日間駆動を実現することは、今以上に挑戦的な試みであったはずです。





