オトコの定番

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2008/04/24

日本の最高峰腕時計グランドセイコー

良い時計に求められるのは、やはり正確さです。グランドセイコー・メカニカルに搭載されるムーブメントは、熟練の時計師が調整し、厳しい検査にパスしたものだけが採用されます。それは、スイスの高精度規格、C.O.S.Cクロノメーター基準を上回るものなのです。

  検査期間 姿勢 温度 平均日差
GS規格  17日間 6姿勢 8、23、38℃ -3.0〜+5.0(秒/日) 
クロノメーター   15日間 5姿勢 8、23、38℃ -4.0〜+6.0(秒/日) 

実際にムーブメントを見てみると、意外にも普通なことに驚きます。徹底的に磨き上げられた外装とは対照的に、明らかに素朴です。美しいクレドール・ラインに見られる細かい面取りもブルースチールネジもありません。しかし、厚みのあるブリッジやガンギ車を支える受け石に、耐久性を考えた実直さが感じられます。

手巻き式キャリバー9S54                                                セイコーウォッチ提供

調速機構は昔ながらの緩急針方式。近年、スイスのメーカーが続々と新開発ムーブメントを発表し、その多くがフリースプラング方式を採用しています。テンワに付けられた微小のネジを回して慣性を微調整することができるのです。どちらも一長一短があるのですが、緩急針方式は姿勢の違いやゼンマイの解け具合に対して精度を維持できる強みがあります。
一部の機械式腕時計愛好家の興味よりも、実用性に特化した作りこそが、グランドセイコーらしさなのかもしれません。

ゼンマイを巻上げる感触は心地よく、竹斑が美しいクロコダイルストラップを巻いてみると、考え抜かれたラグの形状と相まって、しっくりと腕に馴染みます。決して目立つことはなく、上質で粋な腕時計。奇をてらわず真面目な腕時計であり続けるグランドセイコー、良い時計です。





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