オトコの定番

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2008/04/16

オリジナルの機械式クロノグラフを組み立てる

最後の仕上げは精度調整です。機械式ムーブメントには個体差があるので、手作業で進み遅れを最小限にする必要があるのです。
タイムグラファーで歩度(誤差)を計測しつつ、ヒゲゼンマイを固定するヒゲ持ちや緩急針のポジションを微調整していきます。わずかに触れただけでも10秒、20秒の誤差が出るので、慎重に息を凝らしながら行います。1日の誤差が30秒以内であれば十分な精度といえるでしょう。

タイムグラファー(歩度測定器)とテンプの調整
実際のところ、経験のある時計職人でなければ高い精度を出すことはできません。時計の姿勢や温度、あるいはゼンマイをフルに巻き上げた状態とほどけた状態、そうした様々な条件を想定して調整するのは至難の業なので、趣味の世界ではある程度の割り切りも必要だと思います。

精度に満足すれば、自動巻きローターをセットして、裏蓋を締め上げて密閉すれば、ほぼ完成です。

最後の最後、ストラップに手を抜いては台無しです。イタリア、モレラート社のサドル・レザーのストラップ、針の色に合わせてブルーのステッチを選んでみました。痛みやすいケースとバックル(尾錠)の付け根には、補強のためにステッチを外側にかがってあります。細かいところに品質の高さがうかがえます。

ケースを傷つけないよう慎重にストラップを装着すれば完成です。

クロノグラフ完成図
選りすぐったパーツで自分だけのオリジナルを作るのは、真空管アンプやパソコンの自作に通じるものがありますが、腕時計であればビジネスからプライベートまで、家であろうと外であろうと常に自分の手元で時を刻み続けてくれます。

この次はいつになるかわかりませんが、シンプルなドレスウォッチを考えています。既にETAの2892A2という薄型ムーブメントを手に入れてしまったので。





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