ビンテージ時計の広告ポスターをインテリアに
海外旅行で蚤の市を覘いてみると何十年も前の広告ポスターを見かけます。雑誌の切り抜きから高価なオリジナルプリントまでアンティーク・アドバタイズメントの世界も奥が深いようですが、適当に腕時計広告の中から気に入ったデザインのものを額装するだけで、立派なインテリアとして部屋に彩りを与えてくれます。
昔の雑誌広告は現代とまるで異なる雰囲気を持っています。特に、30年代から50年代の広告を見ると、当時の最先端のファッションアイテムであった腕時計を引き立たせる多様なデザインを愉しむことができます。そのひとつひとつは、今のような写真広告ではなくて、イラストレーターが描きおこしたアート作品なのです。
リアリズムなタッチで描かれた腕時計や温かみのある個性的なイラストレーション、古いスタイルのブランド・ロゴを眺めているだけで、古き良き時代にタイムスリップすることができます。

内容自体は実用性に訴えるシンプルなもので、当時の時代背景を感じ取ることができます。技術的に成熟した現在の時計業界では、複雑で精巧な機械の開発や工芸品のような装飾、独特なデザイン等によって差別化を図るようになってきましたが、当時はクオーツ時計も存在しなかった時代です。まさに実用品としての精度、ケースの構造、耐震性といった基本的な機能に対して、各社独自に開発競争が繰り広げられていた時代だったのです。





