オトコの定番

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2008/03/19

昔懐かしいゼンマイ仕掛けの目覚まし時計

部屋の片隅に置かれた大きなベルの目覚まし時計。今ではついぞ見かけることのなかった懐かしい趣きがあります。これでも、精密な腕時計と同じメカニズムを持つれっきとした機械式時計なのです。

クオーツ時計時代に生まれた私にとって、このようなゼンマイ仕掛けの時計といえば、物置や押入れに転がっている不用品でした。子供ながらに引っ張り出してきて、ゼンマイを巻きながら枕元に置いて悦に浸ってみたり、裏側のカバーを外して中のムーブメントを覗いてみたりしたものです。もしかしたら分解して戻せなくなった思い出のある方も多いのではないでしょうか。

キンツレ 目覚まし時計
この目覚まし時計、いつどこで購入したのか忘れてしまいましたが、大人になってからスタイルに惹かれて衝動買いしたことだけは覚えています。キンツレー社製(KIENZLE)で、置き時計の世界ではドイツ最大のユングハンスと並ぶ専門メーカーです。古くからクロックの生産地として多くのメーカーを輩出したシュヴァルツヴァルト地方に1822年に創業した老舗です。振り子時計のヘルムレ社や機械仕掛けの鳩時計で有名なシュナイダー社も同じ地に拠点を構えています。

直径11センチのシンプルなドラム形のケースとツインベルが特徴的です。奥行きのあるケースには機械式の頑丈なムーブメントが収めrれていて、大きなベルは設定した時刻になると頭が痛くなるほどの大音響で鳴り響きます。長い歴史の中で完成された機能美とはこういうもので、意識的なアクセントが感じられないのが、この時計の魅力なのです。文字盤の数字と針にはきちんと夜光塗料が塗られていて、暗くした部屋の中でも時刻を知ることができます。





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