スミス、MADE IN ENGLANDの矜持
旧車好きにはメーターの伝統ブランドとして有名なスミス社。そもそもは時計工房として創業した同社が手がけた腕時計の逸品を見つけました。
唐突ですが、昔から実用的で本物志向の英国製品には目がありませんでした。例えば、ラバーをラミネートしたブレディーの防水キャンバスバッグ、ステッキのように細身に巻かれるフォックスの傘、バーブァーのワックスジャケット等々、10年20年は当たり前に愛用しています。そうなると、腕時計に英国製はないのかということになりますが、今も昔も腕時計といえばスイス製が絶対的で、イギリスブランドだったとしても中身のムーブメントはスイス製なのです。ところが、さかのぼること半世紀、英国の薫り高い腕時計がありました。

ロイヤルワラント(英国王室御用達)の高級宝飾ブランド、ガラード(GARRARD)の腕時計です。1735年に創業したガラードは"クラウン・ジュエラー"として160年以上にも渡って英国王室の王冠や装身具を一手に引き受けてきたイギリスでも屈指のジュエラーです。
直径32ミリと小振りで、一見するときわめてオヤジくさい印象ではありますが、鈍い輝きを放つ金無垢ケースはラグにかけてエッジが効いていて、落ち着いたクリーム色の文字盤の仕上げもなかなかのクオリティーです。スモール秒針がかもし出す佇まいは、伝統的な英国気質を感じさせてくれます。イギリス随一の時計メーカー、スミス社(SMITHS)のハイエンドモデルのデラックス(De Luxe)をベースに開発されました。





