組み立てと調整は機械式ムーブメントの醍醐味
完成したムーブメントに文字盤と針を付け、ケースに収めると一段落です。金無垢のケースなので、耐水ペーパーや工芸用の小型リューターのバフで表面を磨いておくと、一層仕上がりが良くなります。早速ゼンマイをカリカリと巻き上げ、小さな秒針がチリチリと動き始めた時の瞬間は格別です。

最終仕上げは精度の調整です。テンプを固定しているブリッジのレバーをプラスかマイナスに傾けると、先端の緩急針がヒゲゼンマイ上をスライドして進み遅れを簡単に調節することができます。機械式ムーブメントは個体ごとに特性があるので、最終的な調整は人の手で行うものなのです。

精度を計測するタイムグラファーは、時計のチチチチッという小さな音をマイクで拾って一日の誤差を推定します。プロ用は非常に高価ですが、写真のアメリカ製のマイクロセットはパソコンで操作できる時計愛好家御用達ツールです。縦位置、リューズ下、文字盤上など時計の姿勢を変えつつ、精度を上げていきます。満足のいく調整ができたところで、めでたく本当の完成となるわけです。

こうして、自らの手で腕時計をレストアする楽しさを味わってしまうと動かない腕時計も宝物に見えてきます。週末にはついつい壊れた時計とドライバーに手が伸びてしまうのです。

最終仕上げは精度の調整です。テンプを固定しているブリッジのレバーをプラスかマイナスに傾けると、先端の緩急針がヒゲゼンマイ上をスライドして進み遅れを簡単に調節することができます。機械式ムーブメントは個体ごとに特性があるので、最終的な調整は人の手で行うものなのです。

精度を計測するタイムグラファーは、時計のチチチチッという小さな音をマイクで拾って一日の誤差を推定します。プロ用は非常に高価ですが、写真のアメリカ製のマイクロセットはパソコンで操作できる時計愛好家御用達ツールです。縦位置、リューズ下、文字盤上など時計の姿勢を変えつつ、精度を上げていきます。満足のいく調整ができたところで、めでたく本当の完成となるわけです。

こうして、自らの手で腕時計をレストアする楽しさを味わってしまうと動かない腕時計も宝物に見えてきます。週末にはついつい壊れた時計とドライバーに手が伸びてしまうのです。






