腕時計のストラップは上質な素材にこだわる
長く愛用した腕時計もストラップを替えるとイメージが一新します。特に最近は、その日の気分やコーディネートに合わせて付け替えを楽しむ人が増えて来ています。

腕時計のストラップは、靴やベルト、鞄などのレザー・グッズと同様、色を合わせるのがコーディネートのセオリーです。また、ステッチ(縫い目)使いもスタイルを左右するポイントです。白色系の太目のステッチはミリタリーウォッチやパイロットウォッチのスポーティなイメージを強調してくれますが、スーツスタイルには不向きだと思います。ビジネスシーンにはレザーと同系色のステッチを使ったストラップがスマートです。光沢のあるレザーはフォーマルで、カジュアルなスタイルにはマットな質感が似合うでしょう。
ところが、最近はエキゾチックレザーや原色のストラップの流行で、同系色を外して自慢の腕時計を際立たせたりするそうです。あいにく、いつも無難にまとめてしまう色目ばかりを選んでしまうので、レザーの素材やクオリティーにこだわることにしています。腕時計のストラップの素材は、他のどんなレザー・グッズよりも豊富なバリエーションがあります。クロコダイル、カーフ、シャーク、オーストリッチ等、腕時計に様々な個性を与えることができます。
中でも最高の素材は、なんといってもクロコダイルとアリゲーターです。子ワニのお腹のくっきりとしたウロコ模様は竹符と呼ばれ、その光沢はとてもエレガントです。型押しではないので当然一点物です。同じ爬虫類でも、リザードやテジュー(イグアナ)は細かいウロコ模様が独特で、小柄で控えめヴィンテージの腕時計には、あえてこのトカゲ系を合わせるのも良いでしょう。
最もオーソドックスなカーフ(小牛)は、加工のしやすさからクロコ等を型押ししたものが多いですが、カーフ本来の素材を楽しむべきだと考えます。柔らかく腕に馴染み、使い込むほどに変化していく色合いやツヤに愛着がわいてくるはずです。変わった素材では、宝石のように輝く粒々が美しいガルーシャと呼ばれるエイの革や、クロコダイルの背中のコブを活かした個性的なものまであります。どちらも、腕時計以上に存在感を発揮するだけに、残念ながら合わせる手持ちの腕時計がありません。






