アールデコ調の大人時計グリュエン・カーベックス
腕にピッタリ沿うようにアーチを描くシルエットが特徴的なグリュエンのカーベックス。ジャケットの袖口から覗いていたら、さぞかしお洒落ではないでしょうか。

30年代モダンのアールデコと古典的なスタイルが融合したカーベックスは、角型腕時計の代表格といえます。サイズは横20mm、縦42mmと小さめですが、日本人の手首にはこのくらいが丁度良いです。シャツに引っかかることもなく袖口からチラッと覗く角型時計は、知的で上品なイメージを演出する大人の腕時計です。
20世紀初頭に発明された腕時計は、アールデコの流行とともに多くのデザインを産み出しました。その中でも、優美さとフィット感を両立したカーベックスは爆発的な人気を博したのです。見ての通り、見事にカーブしたケースは、驚くほど腕にピタッと吸い付きます。ラグの形状でフィットさせるのではなく、ケースそのものを腕の形に合わせてしまうという、エポックメイキングなデザインです。このカーブには、さすがのフランクミュラーのトノー・カーベックスもおよばないでしょう。
文字盤の幾何学模様やレイルウエイ・インデックス、細長い角型ケースは、この時計が作られた30年代に成熟期を迎えたアールデコ様式である一方、時針と分針に採用されたブレゲハンド、インデックスのブレゲ数字は、懐中時計時代からの伝統です。グリュエン(GRUEN)のアールヌーボー調のロゴと相まって、実にお洒落な腕時計に仕上がっています。




