50周年を迎えたスピードマスターの気になる今後
前回の最後にも書きましたが、オメガは全てのモデルにコーアクシャル脱進機を搭載する構想を掲げています。手巻きの「プロフェッショナル」にも、今年初めてコーアクシャルモデルが登場しました。限定品の「プロフェッショナル・コーアクシャル・50thアニバーサリー・リミテッドシリーズ」です。旧来のレマニア製ではなく、「ブロードアロー」で実績のあるフレデリックピゲ製キャリバーを手巻き式に改良した新しいムーブメントを搭載しています。また、1月に発表された「アワービジョン」には、実に30年ぶりとなるオメガ新開発キャリバーが搭載されており、将来的にはクロノグラフのラインアップも考えられます。
参考:スピードマスターシリーズ比較
一方のレマニア(正式名:ヌーヴェル・レマニア)は、すでに高級腕時計ブレゲに吸収合併され、トゥールビヨン等の複雑系ムーブメントの開発を手掛けています。サプライヤーとして過去のムーブメントも少量生産していますが、外部への供給は整理縮小していく可能性があります。現に、ミルスペック(軍用規格)準拠のクロノグラフ5100は2002年に製造中止となっています。
そういうわけで、「プロフェッショナル」とともに歴史を刻んできたレマニア製ムーブメントの引退も近いのではないかと危惧しています。クロノグラフの作動精度に定評があるフレデリックピゲに比べて、レマニアの設計が古いことは確かです。とはいえ、手巻き式の腕時計が宇宙で果たした偉業を称えるためにも、この先の50年もキャリバー1861を使い続けることを切に願っています。

参考:スピードマスターシリーズ比較
| シリーズ | サイズ | キャリバー | ベースムーブメント | 巻上 | 特徴 |
| ブロードアロー | 42mm | 3303 | フレデリックピゲ製1185 | 自動 | 高級機 |
| プロフェッショナル | 42mm | 1861 | レマニア製1873 | 手巻 | オリジナル |
| デイト/デイデイト | 39mm | 1151 | ETA製7750 | 自動 | 標準機種 |
| リデュースド | 35.5mm | 3220 | ETA製2894-2 | 自動 | 小型 |
一方のレマニア(正式名:ヌーヴェル・レマニア)は、すでに高級腕時計ブレゲに吸収合併され、トゥールビヨン等の複雑系ムーブメントの開発を手掛けています。サプライヤーとして過去のムーブメントも少量生産していますが、外部への供給は整理縮小していく可能性があります。現に、ミルスペック(軍用規格)準拠のクロノグラフ5100は2002年に製造中止となっています。そういうわけで、「プロフェッショナル」とともに歴史を刻んできたレマニア製ムーブメントの引退も近いのではないかと危惧しています。クロノグラフの作動精度に定評があるフレデリックピゲに比べて、レマニアの設計が古いことは確かです。とはいえ、手巻き式の腕時計が宇宙で果たした偉業を称えるためにも、この先の50年もキャリバー1861を使い続けることを切に願っています。







