イギリス時計探訪(1) 大聖堂の鐘は機械式時計のルーツ
大航海時代、優れた時計師達を輩出し時計産業の中心地だったイギリスに渡り、機械式時計のルーツを訪ねました。古い町並みでは、今も中世の時計塔が時を刻んでいます。
ヒースロー空港でプジョー307をレンタルして、まず向かったのは今回の旅の起点、オックスフォード。大学の町だけあって、町中には学生らしき若者であふれています。
町の中心には、カーファックスタワーと呼ばれる14世紀の古めかしい塔が建っています。素朴なカラクリ時計が設置されていて、古代ローマ風の人形が15分おきに鐘を鳴らします。柔らかい鐘の音を聞くと、ヨーロッパに来た実感がわいてきます。
少し南に歩くと、クライストチャーチ校の表門、トム・タワーが目を引きます。重さ6トンもの巨大な鐘が収容されていて、毎日、午後9時5分になると101回も鳴らされます。まだグリニッジ標準時が採用されていなかった頃、ローカルタイムで午後9時ちょうどにあたり、かつての門限だったそうです。
こうした鐘の音は、昔の人々が時間を知る術でした。このことから、英語の「clock(クロック)」はラテン語の「clocca(鐘)」に由来しているのです。
南のソールズベリには、イギリスで最も高い尖塔を持つソールズベリ大聖堂があります。
1386年に設置された塔時計は今でも現役で、世界最古の時計といわれています。文字盤はなく鐘の音で時を知らせる原始的な機械式時計です。15分おきにウエストミンスターチャイムを聞くことができます。
振り子時計が発明される前の時代なので、調速はフォリオ(棒テンプ)とバージ(脱進用の軸)で行います。滑車で吊るされた錘が下がる力を動力としています。
参考:機械式時計の仕組みの比較
今から500年以上前、ヨーロッパ各地にこのような塔時計が設置され、自動的に鐘の音で時を知らせていました。 聖堂のゴシック様式の荘厳さと内部の彫刻の素晴らしさはもちろんなのですが、動いている当時の塔時計の機械を間近で見ることができたのは、またとない貴重な体験でした。
町の中心には、カーファックスタワーと呼ばれる14世紀の古めかしい塔が建っています。素朴なカラクリ時計が設置されていて、古代ローマ風の人形が15分おきに鐘を鳴らします。柔らかい鐘の音を聞くと、ヨーロッパに来た実感がわいてきます。 少し南に歩くと、クライストチャーチ校の表門、トム・タワーが目を引きます。重さ6トンもの巨大な鐘が収容されていて、毎日、午後9時5分になると101回も鳴らされます。まだグリニッジ標準時が採用されていなかった頃、ローカルタイムで午後9時ちょうどにあたり、かつての門限だったそうです。
こうした鐘の音は、昔の人々が時間を知る術でした。このことから、英語の「clock(クロック)」はラテン語の「clocca(鐘)」に由来しているのです。
南のソールズベリには、イギリスで最も高い尖塔を持つソールズベリ大聖堂があります。
1386年に設置された塔時計は今でも現役で、世界最古の時計といわれています。文字盤はなく鐘の音で時を知らせる原始的な機械式時計です。15分おきにウエストミンスターチャイムを聞くことができます。振り子時計が発明される前の時代なので、調速はフォリオ(棒テンプ)とバージ(脱進用の軸)で行います。滑車で吊るされた錘が下がる力を動力としています。
参考:機械式時計の仕組みの比較
| 腕時計、懐中時計 | 掛時計、置時計 | 時計塔 | |
| 調 速 | 円テンプ | 振り子 | 振り子または棒テンプ |
| 動 力 | ゼンマイ | ゼンマイまたは錘 | 錘 |
今から500年以上前、ヨーロッパ各地にこのような塔時計が設置され、自動的に鐘の音で時を知らせていました。 聖堂のゴシック様式の荘厳さと内部の彫刻の素晴らしさはもちろんなのですが、動いている当時の塔時計の機械を間近で見ることができたのは、またとない貴重な体験でした。




