【嗜むための三十本目 スペイサイド編 バルミニック】
バルミニックはグランタウン・オン・スペイの街から7キロ下ったところにあり、以前はスペイヴァレー鉄道のクロムディル駅から引き込み線が引かれていた。
原料や樽を運んだ引込線に使われていた機関車は、現在アビーモアの博物館に展示されている。
創業から100年近くマクレガー家が経営にあたっていたが、1930年にSMD社が買収。1960年代に改修工事が行われて近代化され、1962年に4基から6基にスチルが増設された。
仕込水はクロムデイル川の水を使用している。
1964年にサラディン・ボックス・モルト製造器が導入され、1980年中頃まで使われていた。現在UDV傘下。1970〜1980年代のウィスキー不況の際も操業は続けられていたが1993年5月に閉鎖、現オーナーのインヴァー・ハウス社に売却された。
バルミニックは創業当初から、銘醸酒として人気が高かったが、シングルモルトしてオフィシャルに販売されたのは、1991年に花と動物シリーズとして初めて発売された。ジョニーウォーカー、クラビーズなどの多くの原酒となっていたのである。ラベルには、蒸留所周辺に生息する雷鳥が描かれている。
スペイサイドの隠れた銘酒で、とくに、ゴードン&マクファイル社のコニッサーズチョイスは仕上がりがとても良い。期待できる一本だ。
【バルミナック 12年 テイステイングノート 】熟成年数 12年
コメント ドライで柑橘系の果実香、まろやかにまとまっている。
色 赤い琥珀色
香り 強いシェリー香、蜂蜜。
ボディ ミディアムボディー
味わい 蜂蜜や生姜、樹液のような渋さ、ハーブなど、結構アロマティッ
ク。






