【嗜むための二十五本目 スペイサイド編 クレイゲラキ】
ピーターは巨漢で実にエネルギッシュな男だった。彼の人物評については、「3分の1は天才、3分の1は誇大妄想狂、そして残りの3分の1はエキセントリック」と言われていた。彼のモットーは「ナッシング・イズ・インポッシブル」(不可能なことはない)だった。この言葉は後にホワイトホース社の社訓の一つになったと言われている。
ピーターにとってクライゲラキ蒸留所はもっとも愛着のある蒸留所だったに違い
ない。
同社の総会を毎年この奥深いクライゲラキ村で開かれたという。
ピーターはホワイト・ホース社を率い、ウイスキー業界に貢献した功績によって、後にナイトの称号を与えられている。
発酵槽は有蓋式で一度に仕込む麦芽は9トン。ウォッシュバックは唐松製で8基備え付けられポットスチールは大きめのストレートヘッドで初溜、再溜釜併せて4基。仕込水はリトル・コンバルヒルの泉の水、冷却水はフィデック川の水を使用している。クライゲラキ蒸留所はしばしばホワイトホース蒸留所と呼ばれていて、ホワイトホースのモルトを長い間配給していた。
がジョン・デュワー社(ディアジオ所有)に売却されてしまった。その後1998年に、バカルディ社に売却されバカルディ社は14年と21年をリリースした。トレードマークであった白馬の看板もこの時取り外されてしまった。
【クレイゲラキ 14年 テイステイングノート 】熟成年数 14年
コメント フルーティー、桃の香り。軽くエステリーなところが心地よい。典型的なスペイサイドモルトの印象。
色 琥珀色
香り スモーキーでクリーンな麦芽香
ボディ ミディアムボディー
味わい スイートな麦芽風味。マイルドで深みがある。芳しい麦芽香。非常によくまとまったモルトウィスキー。






