【嗜むための二十四本目 スペイサイド編 ダルユーイン】
シェリー樽ファーンなら、お気に入りの一本になる。雑味がなくとてもなめなかな、やや甘い麦芽糖風味とオークっぽさがいい、一本だ。
ダルユーイン蒸留所はベンリネス山とキャロン村に流れ込むスペイ川の支流との間に位置する。ちょうどマッカラン蒸留所とクラガンモア蒸留所の中間ぐらいだ1852年に地元の農夫ウィリアム・マッケンジーによって創立された。
ダルユーインとは緑の谷間という意味だ。その名の通りキャロンの森がそこまで迫ってくる緑豊かな美しい土地だ。
すぐ近くを走るスペイサイド鉄道の停車場を独自でもっていた。
もちろんそれは、蒸留所の職人や大麦、そしてウイスキーを運ぶ為に使われていたものであるが、1967年に廃線になり、鉄道ルートの大半は現在では「スペイサイド・ウェイ」という遊歩道となって、愛好家や観光者を楽しませている。
当時は知っていたダルユーインの機関車は現在アバフェルディ蒸留所で保存されている。
ダルユーイン蒸留所は1884年から1887年に大規模な改修工事を行いハイランド地方で最も大きな蒸留所の1つとなった。
1889年にはチャールズ・ドイグによって設計された『パコダ』の塔を一番最初につけた蒸留所でした。多くの蒸留所はパコダの塔をとりいれ、この頃から、パコダの塔はハイランド地方の伝統的な蒸留所のシンボルとなった。今ではアベラワ蒸留所や、アードベック蒸留所とベンリッチ蒸留所のように有名な蒸留所は、すべてパコダの塔の屋根を持っている。




