【嗜むための二十二本目 スペイサイド編 ベンリアック】

それまでは、シーバスリーガルやサムシング・スペシャルのブレンド用原酒として使用されていたため、シングルモルトとして世に出ることはほとんどなかった。
しかし、ビリー・ウォーカー氏がオーナーとなってからは、ピーティーなものや、様々な樽を使ったフィニッシュものを出すなど、積極的にシングルモルトを商品化するようになり業界でも高く評価され、モルトアドボケイト誌で「ディスティラリーオブザイヤー2007」に輝いた。
色は淡いゴールド。香りはカランや柑橘の豊かな香り。
そして爽快な麦芽香。味わいは重厚なドライ風味でやがてスモーキーになる。辛口のモルトである。フィニッシュはややスイートな麦芽香が残る。
ベンリアックとは「灰色掛かった山」という意味らしい。有名なロングモーン蒸留所の兄弟蒸留所ともいえる関係だ。ロングモーン蒸留所の隣に位置する。
仕込水もロングモーンと同じくミルビュイズの泉を使用している。
ポットスチールは背の高いストレートヘッド型。1970年代から80年代にかけて拡張されてきた。1985年からポットスチールは2基から4基に増設された。
一方で現在でも伝統的な製法を色濃く残しており、少量ではあるが、原料の大麦麦芽はフロアモルティングという昔ながらの製法で作られている。一度のモルティングの量は10トンで麦芽にはほとんどピートを炊き込まないようだ。


【ベンリアック12年 テイステイングノート 】熟成年数 12年
コメント カラントや柑橘の豊かな香り、バタースコッチの味わいもある。
色 明るい金色
香り はちみつやオレンジ、シェリー、焦がした砂糖。
ボディ ミディアムボディー
味わい シェリーやチョコレート、ジンジャービスケット、シリアル系のしっ かりした味 がある。






