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2008/07/02

【嗜むための十八本目 スペイサイド編 トーモア】

 原材料に用いる大麦は主にトライアンフ。これを自慢の水で仕込み、醸し、じっくりと蒸溜している。
 ポットスチルは初溜釜、再溜釜各4基。 いずれも蒸気加熱方式で、冷却器の前にピュリファイヤーをつけ、調和のとれたモルトウイスキーを取り出している。

 トーモア蒸留所のテーマはアートとしてのウイスキーづくりをめざすことだ。自然環境と最新技術との調和を企業理念にしている。
 
 ボトルにもその意気込みが表れ、実に美しい水彩画がらラベルには描かれている。

 建物の設計には有名な建築家で王立美術院長もつとめた故サー・アルバート・リチャードソンが設計した物で美しい蒸留所としての建築的評価も高い。


 珍しいのは、敷地内には人工の池を作っている。これは冬になると蒸留所の職人たちがカーリングを楽しむための物らしい。
 カーリングはゴルフと同じくスコットランドが生んだスポーツで、ここスペイサイドはカーリングの盛んなところなのだ。
 
 各蒸留所対抗でカーリングの試合をするのも珍しくはないらしい。

 建築物や蒸留所設備は近代的だが、蒸留の製法はスペイサイドの伝統をきっちりと守っている。

 行き届いた庭園では6月〜8月は、ちょうどヒースの花に囲まれた蒸留所の光景を見ることが出来る。

 残念ながら、これだけ美しい蒸留所なのだが、一般公開はされていない。

【トーモア12年 テイスティングノート】
熟成年数 12年
コメント しっかりしている。少しピーティでビスケットぽい麦芽を伴
     う。口に含むと芳しくなる。
色    ゴールド
香り   甘い花のような、繊細な芳香。アーモンドを想わせる香
      り。
ボディ  ミディアムボディ
味わい  ドライなスタート。やわらかく滑らかで、バランスのよい
      コク。円やかで穏やかで長い余韻がある。













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