【嗜むための十五本目 スペイサイド編 グレン・グラント】
「グレン・グラント」は、香味バランスがよく、シングルモルトウイスキーでありながら、くせがなくカジュアルに楽しむことができるウイスキーだ。

幅広い色々な飲酒シーンに合うことから世界では人気が高いが、日本では今ひとつ人気がないウイスキーだ。
しかしながらシングルモルトウイスキーとしては世界第2位の販売量である。さわやかな柑橘系のフルーティな香りとほのかにオーク(樫)を思わせる香り、フレッシュでドライな味わいがその特長だ。
パッケージは、他のシングルモルトウイスキーとは違ってカジュアルな装いだ。クリアなゴールデンイエローの液色を生かすスリムで透明なびんを使用している。
ウイスキーのブレンダーがプレミアムスコッチウイスキーをつくり上げる際に「最後の仕上げ」に欠かすことのできない原酒としても長年高い評価を得ている。
グレン・グラント蒸留所は1840年、ジョン・グラントとジェイムズ・グラント兄弟により創業され、その品質の高さから一躍評判を上げた。
小さな塔のあるスコットランド貴族の屋敷のような美しい蒸留所である。

主にゴードン&マックファイル、シグナトリー、ケイデンヘッドといったボトラーからシングル・モルトが出されており、オフィシャルで出されているものは10年以下の若いバージョンである。日本では近年キリンビールが取扱を始めた。
このウイスキーは多くのブレンダーから高い評価をされており、多くはシングルモルトとしてではなくブレンド用に他のウイスキー会社に卸している。
特にシーバス・リーガルの原酒として有名である。スコッチの消費大国はアメリカだが、イタリアで最も人気のあるモルトでそのシェア率はなんと70%を越えるという。









