【嗜むための十五本目 スペイサイド編 グレン・グラント】

そんな影響のせいだろうか。グレン・グラントを所有していたペルノ・リカールがグレン・グラントを8,000万英ポンドでイタリア酒類商社カンパリ社に売却したことが報じられた。
これによりイタリアの会社が史上初めてウイスキーの生産に進出することになった。
カンパリ社は、これまでグレグソンのラベルでウイスキー市場において苦戦をしてきたが、イタリアでのトップセラー・ウイスキーであるグレン・グラントを傘下におさめることは、彼らにとっては最大の喜びであったに違いない。
あまりにもピッタリとはまる銘柄なのだ。
そんなグレングラントはその仕込水も有名である。
ブラック・バーン川から水を得ているのだが、この川は非常に濃いピート色をしており、まるで「エスプレッソ色」のような水だ。グラントのモルトよりも色が濃い。
兄弟蒸留所のキャパドニックもこの水を使っている。
グレングラントはあっさりしたウイスキーだ。しかし、それは5年や10年といった若いタイプのウイスキーであり、年数が上の物になっくると樽香の強くどっしりしたものも多い。ライトな、ソフトな飲み口が人気で、わずかな苦味を覚える。ドライで、微かなバニラとナッツ、麦芽の甘さが広がる。後味はハーブっぽさと爽やかなオークが長く残る。

【グレイ・グラント テイスティング ノート】
熟成年数 5年
コメント うっとりするようなフルーティーさ、ヘイゼルナッツのような芳ばしさを伴う。
色 非常に薄いレモン水
香り ドライ、花のようなフルーティーさ。ナッツのような芳ばしさ。
ボディ ライトボディ
味わい ライトで実にソフト。ナッツのような味。かすかにバニラ。わずかな苦味。ハ
ーブのようなフレーバ。




